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タイトルなし

以下、どうしてもついてしまうイメージを更地にする場所。この作品のタイトルは『 』です。できればカギカッコも消したかった。

















僕が涙をなくした日を

君だけが覚えていた


眠る恋人の寂しげな手を握って

僕も小さく寝息をたて始める

握った手はもう解けていた

深く深く君の声が届かないほどに

君の夢を見ていたの


僕はひとかけら君を忘れていた

不器用な僕の書いた手紙が

君と触れられない場所で眠ってる






あとがき。

大切なことってなんだろうと問いかけ続ける。そうするとどんどん境目が見当たらなくなっていく。欲しいものと欲しくないもの。感じるものと感じられないもの。好きなものと好きじゃないもの。素晴らしいものと素晴らしくないもの。全て伸ばした手に触れていかない。

いい機会だしこの詩集は50話で区切りとさせていただきます。より良い言葉を探し続けたいから。詩集としてのタイトルが役不足だし中の詩を僕がちゃんと点検したって言い切れないから。なのでまた次の詩集をすぐ始めようと思います。

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