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遠い遠い日に別れは来る
触れ合えない遠い国の人
二人で重ねた手も共に見つめた夕日もここにあるのに
あなたは覚えていますか?
私はずっと覚えています
泣きそうになるけれど、いつまでもいつまでも覚えています
流した涙は思い出に変わる
地面はそれを覚えているのに私はそれを忘れました
叫びに乗せた思いも、それを聞いたはずのあなたの表情も
この世界から消えていきました
真っ白な夢の中で繰り返したリハーサル
重ねた手のひらに問いかけた
なぞるように繰り返したあなたへの叫び
吸い込んで泣き出した白色の世界
誰かへ向けた慟哭に懐かしさを感じた
昔どこかで告げられた言葉
昔どこかであげた慟哭
それを見つめる誰かの表情
涙の数だけ強くなれるなんて大嘘をついたから
僕は本当の恋ができないままなんだ




