タイトル未定2026/08/03 03:51
全てのうつ病に苦しむ人々の傷みの力を
集めてエネルギーに換えて
世界平和と
愛と
観察力と
助け合う気持ちに
出来たらいいのに
私たちの辛さが
ぜんぶ変換されて
生きたい誰かを生かしてあげられたら
私はたぶん泣いてとろけて
直ぐにでも蒸発できてしまうのに
心の病気って
脳の疾患なんだ
ぜんぜんそうなりたくて
鬱々しくしているんじゃないんだよ
気持ちの持ちようでどうにかなったり
出来ないんだ
脳が勝手にバグった指示を出すんだ
ぜんぶ悪い方に捉えて自分を責めてしまうんだ
ある日突然
それまで耐えられていたことに
穴があいて
どうやったって這い上がれなくなるんだ
私は地面が無くなったみたいだった
立っていることが
ある日できなくなるんだ
そこから
快復していけるかどうかは
……ざんこくなことに
生い立ちが関係してきたり
するんだ
ちゃんとした大人に
あいされたこと
ほめられたこと
よくがんばったねって
言ってもらえたこと
そういうことが
大切になるんだ
私の昔の友達は
快復して花嫁姿で花束を私に投げた
そして『こどもがほしい』って
おかあさんになったんだ
わたしはね わたしは
虐待をされていたの
4歳ぐらいからはもう
あの女のお人形とカウンセラーと
暴言のサンドバッグにされはじめていたの
男は
家にいなかった
あれは父親になれないで
酔って子供を産ませて
ギャンブルとタバコと新車に狂って逃げて
育児放棄のうえに
生活費だと言って借金をしたお金を渡してた
教育のことなんて
いちども考えたこともなかったと思う
がっこうに行くようになったら
……迫害と虐めをうけた
わたしのおねえちゃんには知的障害があって
わたしもどこか変だったらしくて
昔の閉鎖的な田舎はそういう事を許さなくて
標的にして徹底的に痛め付けにくるんだ
家は修羅場で
学校は地獄で
そういう、そういうことが子ども時代に続いて
わたしは
うつ病が良くならない
複雑性PTSDに
なってしまったの たぶん
辛すぎたのかな、私は気が付くと解離性同一性障害ってやつにもなっちゃったらしいよ
家で泣くところを見られたくなくて
トイレの中で右腕に噛みつきながら
声を殺して
わたしは
静かに涙を流した
学校では私はいないみたいに振る舞っていた
わたしは人を怒らせる
黙っているしかなかったんだよ
わたしはたぶん
こども、があんまり、出来なかった
こどもでいることを赦してもらえなかった
わたしは、だから、
いまがいちばん子どもなの
それからね――本物の幼い子、が怖いんだ
わたしが許されなかったことを
とても理解できないような振る舞いを
平気でするから
誰が嫌な顔をしていても
それに気付こうともしないで
我儘で奔放で
……心底きもちがわるくなるんだよ……
大きな声で集まって喋る老年女性も怖いんだ
わたしは鬼女のヒステリーがいつ起こるか常に怯えていたし
聴覚過敏で大きな声も粘度のある話し方も
ぜんぶぜんぶが 怖いんだ
私の病状は年々悪くなっていってる
鬼女の洗脳と支配に侵略されていくようだ
あの女に、私はもう何も奪われたくは無いというのに
わたしは
たぶん
すごく幼くて弱くて
そして誰かに
『おかあさん』 のかわりに
ただ
抱き締められて
怖かったね可哀想によくがんばったねって
言ってもらってその胸の中で
声を上げて
思い切り泣き出したい
そんな
本当にちいさな
こどもなんじゃないかなと思う
でも、それを貰うことは本当に難しい
持って生まれなければ、
誰にもその役目をして貰うことは出来ないんだ
成長の見守りと正しい教育と歪んでいない愛情を
無償で生まれたときから貰える、ってことは
当たり前のことじゃないんだ
いちばん、難しいことなんだ
あり得ないぐらいの奇跡なんだ
自分の力じゃ、どうやっても
獲得できないものなんだ
私が私の根底で欲しがっているものは
お医者さんやカウンセラーさんでも与えられない
私がどんなに自分を変えたとしても
誰かに与えてもらうことや
……わたしからあげることが
出来ない感情はやっぱりあるんだ
ごめんね、ごめんなさい、
そう謝ることは出来るけれど
自分が貰えなかった子供時代の愛を
優しく私から大人として渡してあげることは
……ちょっと、やっぱり、出来ないんだ
わたしは、自分のこどもなんか、欲しくない
私自身が飢えたこどもだから
負の連鎖を断ち切ることしか
私には出来ない
子供を可愛く思えない、
態度の大きい集団のご老人を労れない、
38年の支配と洗脳。
複数の重度の精神疾患。
そんな私のこの深い傷が
誰かの心に届いて
そしてそれがおんなじように傷んでいるひとや
生きたい人を生かす力になってくれたら
ものすごく嬉しいのにって
そう思うんだ
カラスは嫌われがちだけど
私たちと似ていて
発達した脳を持っていて
だから、とても繊細で
うつ病みたいな症状になったりも
するんだよ
大きな黒い翼の賢い賢い烏たち
ゴミを狙ってガァガァけたたましく鳴いて
生活と巣を守るために
攻撃的になって脅威的な害鳥だと思われて
人間にとても嫌われている
烏の繊細さと威嚇のしかたは
私の過剰防衛の反応のそれと
ちょっと似ている気がします
私は誰とも群れを作れないけれど。
ねえ、こんな暗い感情が
逆に素晴らしいエネルギーにかわって
私のこの傷も痛みも
ぜんぶぜんぶ
魔法の炉のなかに溶かし入れて
その力で
みんなが幸せに
病気をしらない身体と心になったり
空を見上げて星を数えたり
木の花や野の花に笑いかけたり
なんの心配もせずに
ゆっくり眠って
起きたらばまた素敵な一日だけが
ぜんぶのひとに、生き物に
ただただ用意されていればいいのにな。




