帰り道
都心からアクセルを
踏み込み家路につく
高層ビル群の間を走って行く
段々と高い建物がなくなり
月明かりと星の光が
フロントガラスを照らしていく
山道を走る頃には
北斗七星が見えてくる
北斗七星は漢文にも
登場する
昔から
北斗七星は
人々に特別というか魅力が
あるのかもしれない
星が集まり
北斗七星を形成してる
どんなに黄金を積まれるより
生きてるあいだの酒
どんなに黄金を積んでも
手にすることは
出来ない
黄金の輝きよりも
北斗七星の輝きの方が
心に届く
見上げれば
北斗七星は空に輝いてる
だから空を見上げ
また走り出す