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1.はじまり

ここは周辺諸国と友好的な関係にある、争いが少ない平和な中堅国家。

この首都から馬車で約1ヶ月かかる、四方が山に囲まれた領地は、他国が山越えしてまで攻め入る価値がないほどの男爵領。

(まぁ隣国とは友好的だし、攻めるならもっと攻めやすい領地で首都に近い方から行くよね的なポジションの地である。)


主要な産業は農業であり、基本は自給自足。

余った農作物を他領で売り、その利益が主な収入源。


男爵といえど貴族の端くれであるが、生活は農民より少し良いくらいで、毎年の社交シーズンは最低限の義務のみはたし、さっさと領地に帰る。

そんなこともあり、これまた情報が入ることも、出ることも最低限。

お分かりの通り、物流も情報も最低限かつ遅れてやって来るのが通常である。

つまり忘れ去られたような地であり、忘れ去らせたい人を送るのにもってこいの地ともいえるのである。

(あれ?これって遠回しに"島流し" や "修道院"的な扱いって言ってる?)


この男爵領の領主には妻と2人の子供がおり、慎ましやかに生活していた。

小作料などの納税は低く、領主と領民の関係は良好。


こんな平和なある日、領地に隔月でビックニュースが流れた!

「ガリガリだけど、キラキラした男の子がきた!」

「疲れ果てた若い男がきた!」

「新聞で傷物令嬢と言われた女の子が新聞と共にやってきた!」

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