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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

召喚された御使いの性格が慈悲深いって誰が決めたんですか?

作者: 伊藤@


「御使い様だ」

「御使い様が召喚されたぞ!」

「…え?何ここ」


 どうも、こんにちは。私ついさっき死にました。いや、まさか本当に異世界ってあるんだね。何か特別な力も持ってるのか、持ってたら凄すぎなんだけど。


「ささ、こちらへ」


 さっきから豪華な服を着たおじさんが騒いでるんだけと。面倒くさいな。

 豪華な応接室に通されて説明を受けてるけど、同じ事何回も言ってくるから聞いててだるいわ。なんか要約すれば、自国を浄化してくれとかどうとか。


「自分達でなんとかしたら?」

「え?…」


 お茶菓子をボリボリ食べて、ポロポロと食べカスをこぼす。それを見て豪華な服を着たおじさんは嫌な顔をする。


「そもそもなんで魔素が生まれるの?」

「ええと、それは…」

「とりあえず魔素がなんで生まれるかくらい調べたら?てか、めっちゃお腹すくわ…」


 気がついたらおじさん食べちゃってた。

 あーあ、折角異世界来たのに、またお尋ね者だわ。

 

 私、さっき死刑執行されたんだよね。

 まぁ、仕方ないか。お腹空くし。


 



 1人の御使いを召喚した事で、人口が半分に減ったその国は人々から出る魔素も減り国は滅亡を免れたという。

 

 そして、悪い事をしたら御使いに攫われて食べられてしまうと大人が子供にいうようになったとか。


 百年たった今でも人々は減り続けているから、まだ御使いはこの世界の何処かに生きているのだろう。

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