表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境で魔物から国を守っていたが、大丈夫になったので、新婚旅行へ出掛けます!  作者: naturalsoft


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/61

反撃開始だ!(お待たせしました!)

大変お待たせ致しました!

切りの良いところまで一気に更新です!


『悪徳領主の娘~』の方は新作を執筆中なので、もう少しお待ち下さい!

ジャガー王国の王都ではイーグルを攻めていた以上の魔物が襲っていた。

兵士の多くは疲弊し、怪我人も多く出ていたが、まだ諦めてはいなかった。


「勇敢なる兵士達よ!気合いを入れろーーーー!!!!!我々の背には大切な家族と王都に暮らす民が住んでいる!我々が敗北すれば、大切な者達が魔物に蹂躙されるのだ!決して魔物を通すな!!!!!」


「「「オオオオオォォォォ!!!!!!」」」


軍を率いるのはこの国の国王であった。黒豹の獣人であり、ジャガー王国でも屈しの武人でもあった。


『我が罪は我が命で贖なおう。俺の見通しが甘かったせいで幾つもの町や村が滅び、大勢の民を死なせてしまった。せめてこの魔物達を倒すまでは真実は話せん。贖罪はするが今、真実を話せば士気が下がりまとまった対応ができなくなる。そうなれば王都がジャガー王国が滅んでしまう』


ジャガー王国の国王ライガは苦悩と葛藤に苦しんでいた。自国を潤すためにダンジョンを非公開していたが、まさかこんな事態になるとは思っていなかった。いや、こんな事態も想定してダンジョンに騎士団を派遣していたのだ。

国王の………いや、ダンジョンを知る者全員が甘く見ていたのだ。


この状況を起こしてしまった国王は民に事実を公開し、死刑になる覚悟が出来ていた。

しかし、魔物をどうにかしなければ、トップを失ったジャガー王国に魔物の対応できると思えず、身を粉にして戦い続けていた。


「ライガ様!少しお休み下さい!ずっと戦い続きで倒れてしまいますぞ!」


国王に付き従う将軍が意見した。


「ふんっ!!!」


魔物を倒しながら鋭い目付きで将軍に言い返した。


「周りが見えていないのか!今が踏ん張り時であろうが!」

「今、ライガ様に倒れられては士気に関わると言っているのです!今のライガ様はまるで死地を探しているかのようですぞ!?この苦境を乗り越えた後にはライガ様のお力がなければ、ジャガー王国は立ち直りませぬ!」


何も知らない将軍にライガ国王は自分を嗤った。


『俺にそんな資格はないのだがな』


疲れた身体に鞭を打ちながら魔物を倒していった。そんな時だった彼等が現れたのは─


「我が命ずる。風の精霊よ!今こそ荒ぶる嵐を起こし、我が前に立ち塞がる敵を吹き飛ばせ!『ウインド・ストーム』!」


スピカは正面に群がっていた魔物達を風の魔法で吹き飛ばした。竜巻が戦場を蹂躙し、あっという間にほとんど居なくなった。

まぁ、まだ左右の城壁側には魔物の大群は居るのだが。


「いつものアレをやるか…………はぁ、別に名前を売っている訳ではないのだがな………」

「貴方、しっかりして下さい!」


最近、お馴染みになっている口上をカウスは述べた。


「俺の名前はカウス・グリーンウッド!ユグドラ国王から『英雄』の称号を与られし者だ!すでに交易都市イーグルは解放した!さらに、イーグルから王都までの町や村の魔物の掃討も完了している!勝手な事だが、イーグルの領主の許可を取り隣国ローズガーデンからも援軍5千がイーグルに到着している頃だ!魔物の増援はもうない!もうひと踏ん張り頑張れ!!!」


圧倒的な魔法の力に唖然としていたジャガー王国軍だったが、援軍とわかり漸く実感が沸いてきた。


『聞いたことのない名前だが、あの魔法の力は強力だ。しかも隣国からの援護だと?ローズガーデンであれば我が国をいきなり侵略することはあるまい。まぁ、恩を着せて何かしらの条件は付けてくるだろうが、正直助かった!』


ここが正念場だと判断し、大きな声で返答した。


「援軍感謝する!我々は東側の魔物を掃討する!申し訳ないが西側をお願いできるか!?」

「了解した!!!」


ライガは全軍を率いて東側の魔物を倒しに向かい、カウス達も駆けながら西側へと向かっていった。イーグルと同じく城壁からカウス達の戦いを見ていた兵士達は、圧倒的なカウスの剣技に驚きを隠せなかった。


「強い!いや強すぎる!?」

「あんな強力なスキルを連発して疲れを知らないのか!?」


日が暮れるまでに、ほとんどの魔物の掃討が完了していた。


「はぁはぁ、助かったか?」


ジャガー王国の兵士達は全員、肩で息をしていた。


「将軍、城壁の兵士達を呼び、魔物の解体をさせよ。一般市民でも解体できる者を集い、魔石や魔物の肉など無駄にせぬよう剥ぎ取れ」


「畏まりました!」


外に出ていた兵士達は城壁内に帰還させ、体力のある城内の兵士達と交代で後処理をさせた。


城門でライガは待っていたカウスと硬い握手を交わした。


「助太刀感謝する!」

「いや、成り行きだ。気にするな。それより、今後の詳しい話をしたい」


カウスの様子にライガは察した。


「その様子では、イーグルの領主からこの状況の真実を聞いたな?」


カウスはただ頷くだけだった。





誤字報告ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ