援軍!(お詫びと報告があります)
【お詫びと報告】
先日、親知らずを手術して抜歯したところ痛みが引かず、憂鬱になり小説が書けない日々が続いているので2週間ほど更新を止めます。
しかも、左右に生えていたため来週反対側の抜歯も控えているので、申し訳ないのですが続きはしばらくお待ち下さい。
(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)マジで痛いの……
ローズガーデンにて─
「さっそく呼び出してすまなかった」
「ええ、僅か一週間で呼び戻されるとは思いませんでしたわ」
グリーンウッド領へ修行にいったエリザが悪態を付いた。
「そういうな。彼の英雄どの頼みだぞ?」
「カウス様の!?」
ローズガーデンの国王はすまなそうな顔で伝えた。
「カウス殿の奥方であるスピカ殿から使い魔が届いた。私が勧めたジャガー王国でスタンピードが起こったそうだ。いや、起こっていたと言うべきか………」
「スタンピード(魔物の氾濫)!?」
「お前には帝国の侵略があったので、伝えていなかったが、同盟国のジャガー王国で潜入させている密偵から定期連絡が途絶えていたのだ。だから英雄殿に様子を見に行ってもらおうと勧めたのだが………まさかスタンピードでジャガー王国自体が滅ぶ寸前だったとは予想していなかった」
!?
「そこまで事態は深刻なのですか?」
「ああ、多少のトラブルなら英雄殿はものともしないだろうと思っていたのだが、すでに幾つもの村や町が滅ぼされたそうだ」
「そんな!?」
「王都とも連絡が付かず、交易都市の領主が英雄殿経由で援軍を申請してきた。これは秘密だが、ジャガー王国はダンジョンを秘密裏に見つけており、そこから希少な素材を手に入れていたらしい。そしてそのダンジョンがスタンピードを起こしたという訳だ」
国王の説明に、エリザはため息を付いた。
「それは自業自得なのでは?」
「そういうな。ダンジョンからもたらされる利益は大きい。それに隣国が魔物に蹂躙されて滅べば我が国も被害を被るだろう。援軍を出して、恩を売るのも悪くはないだろう」
エリザは国王を喰えない人物だなと思った。恩人である英雄殿まで利用するとは。まぁ、思っていたより事態が大きかったという誤算もあったようだが。
「それに、何も知らない民が犠牲になるのは隣国の王としても見逃せん!」
「わかりました!私が兵士を率いて援軍へ向かいます!」
「うむ、エリザには5千の兵を与える。存分に戦ってくるといい!」
「はっ!」
こうしてエリザは急ぎ出兵の用意をして、出発したのだった。
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カウス達は─
「ふっ!!!」
カウスの一閃で、街を攻めていた魔物が真っ二つになり絶命した。
「この辺りは粗方片付いたか?」
街の城壁の外には動いている魔物は見えなかった。
「あなた、ローズガーデンが動いてくれたそうよ。エリザちゃんが5千の兵士を連れて向かっているそうよ」
使い魔からの報告を伝えた。
「そうか、わかった!」
カウス達は街の責任者から御礼の挨拶もそこそこに、順調に魔物達を刈り取っていった。
そしてジャガー王国の王都にもうすぐという所まで来ていた。
「………ここまでで、どの街も被害を受けていたな」
「ええ、イーグルほどでは無いにしても、城壁のある街は持ちこたえていたけれど、木の柵しかない村は遅かったわね………」
一部の村は、村を放棄して近くの街に避難していたが、村に残った者は魔物に蹂躙されていた。
カウス達は休憩を最低限にして、王都へ急いだ。ここまで街や村を襲っていた魔物を退治しながら進んでいたので、すでに10日ほど経とうとしていた。
「見えてきたわ!」
遠くから見えてきたジャガー王国の王都は黒煙が上がり、今も魔法などの爆発音が聞こえていた。
「ダンジョンの魔物の主戦力は王都に終結していたか!」
「イーグルのような城塞都市に戦力を集中していたのね。他の小さな町や村は守る者がいないから少数でも脅威ですからね」
イーグル以上に多くの魔物が城壁の外を蹂躙して蠢いていた。
「うん?」
城壁の上から弓矢や魔法を飛ばしているのが見えたが、外に討ってでている兵が見えた。
「この魔物の数を相手に討ってでているとはな」
「ジャガー王国にも気概のある人物がいるようね」
外に出た兵士達は城壁から離れず、城壁の下で魔物と戦っていた。そうすることで城壁の上からの援護が期待でき、城壁の破壊も防げるからだ。
まだ王都が陥落してないとわかり、カウス達は急ぎ援護へと駆けつけるのだった。




