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辺境で魔物から国を守っていたが、大丈夫になったので、新婚旅行へ出掛けます!  作者: naturalsoft


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数が多くて面倒なのじゃい!

活動報告で告知しましたが、私の別の短編小説がコミカライズ化しました!

【タイトル】

『婚約破棄されました。私の親友が!必ず阻止します!・・私が原因なのでorz』


夢なら覚めないで欲しい。

(*ノ▽ノ)

走りながら何体かの魔物を斬り伏せながらカウスは思考を巡らせていた。


『おかしい。これだけの数の魔物だ。1日もあればこの村の外壁を壊して滅ぼせるはずだが?』


村の周囲には多くの魔物が徘徊していた。目に付いたのは狼系の魔物が多くいた事だろう。


『しかし、わからない。普段なら敵対している魔物も一緒になっているぞ?』


魔物と一括りとなっていても、種族が違えば捕食される魔物もいるのだ。特に知能を持たない獣系や昆虫系の魔物は本能に忠実である。


「はっ!!!!」


一斉に飛び掛かってきた狼系の魔物を一撃で吹き飛ばし、周囲の魔物を狩っていく。


「久々にスキルを使うか…………」


魔物達がカウスの闘気に恐れて距離を取ったとき、カウスは刀身に力を集中した。


「我が敵を切り裂く荒ぶる刃よ宿れ。『ウィンド・ブレイド』!」


カウスの刃に風の力が宿り、刀身に竜巻の様な風が纏った。


「面倒だ。一掃する!」


剣を振るうと、数多な風の斬撃が魔物達を襲い、一瞬で周囲の魔物が切り刻まれた。


ゴゴゴッ!!!

ドーーーーーン!!!!


「うん?…………まぁ、いいか」


村を背にしていたが、風の刃は魔物達を切り裂いた後、そのまま奥に生えていた森の木々を薙ぎ倒した。


そして、カウスはまだ向こうにいる魔物に向かって走っていった。


一方─


カストルも同じ事を考えていた。


「やっ!!!」


ザッシュ!


魔物を屠りながら、魔物達の動きを見ていた。


『村を襲う訳でもなく、ただここに居るように命令されているようだな』


確かにこれだけの魔物が存在していれば、村人ではどうしようもないだろうが─


カストルも父カウスと同じ思考にたどり着いた。


『『どうして一気に滅ぼさなかった?』』


いくら考えても答えのでない時は、目の前の問題を片付けていくに限る。


「面倒だ。雷神よ、我が身に宿りて力を貸せ!『雷光・瞬足』!」


全身にイカズチを宿したカストルは目に追えないスピードで周囲の魔物達を『吹き飛ばして』いった。カストルは全身をイカズチでコーティングして、猛スピードで魔物に体当たりしているのだ。

そして、帯電している状態で当たった魔物は消し炭となっていった。


「うわぁ~、このスキル周りに味方がいると使えないのよね。近付けないわ」


村の入口を母スピカに任せて兄を追ってきたシオンだった。


辺りの魔物が居なくなると、カストルはそのまま奥へと向かっていった。


「あっ!こら~置いていかないでよ~」


シオンは迂闊な所のある兄のフォローをしに後を追うのだった。

そして、30分も経たない内に村の周囲にいた魔物は一掃された。その間に、ジンの護衛の元、生き残った村人もやってきた。


「凄い………あれだけの魔物を……」


周囲に散らばる魔物の亡骸を見て茫然としていた。


「ジン、悪いがカイの所へ行って馬車をここまで持って来てくれ」

「了解しました!」


ジンはすぐに戻っていった。そして、村の櫓から外を見た村人が大声で魔物が全滅したと大声で言って周り、ようやく村の入口が開いた。


「おおっ!!!本当に魔物が全滅している!」

「助かったんだ!」


村人達は喜びの余り泣き出す者もいた。


「ゼイン!お前達がなんとか助けを呼んできてくれたんだな!ありがとう!」

「村長、いや…俺は………」


ゼインという死にかけた村人は言葉が出なかったが、カストルが後ろからフォローした。


「そうだな。森の中で大声で叫んだから街道を移動していた俺達が気付いたんだ。間違いなく君のおかげだよ」


ゼインは深く頭を下げて御礼をいった。


「それにしても、村にはもう食糧が無さそうですね?」


村人全員が痩せていた。


「はい、ちょうど税納めた直後でして、備蓄が少なかったのです。村の中に家庭菜園を少しやっている者がいて、なんとか食い繋ぎましたが、全員の食糧を賄える訳もなくそろそろ限界でした」


シオンは父カウスに目を配ると頷いた。


「宜しければ、外の魔物を解体するので食事にしましょう。火の用意だけお願いできますか?」


!?


「そ、そうか!あなた様方が退治してくれた魔物の肉がありましたな!?」

「ただ、魔物の魔石は譲って頂いても宜しいですか?」

「もちろんですとも!我々は食糧だけでも頂ければ何もいいません!」


こうして村人を交えて、魔物の解体をして食事の時間になりました。塩は村にもまだ残っておりシンプルな味付けの食事となりました。村人達は久し振りのまともな食事に喜んでいた。


「いきなり大きな肉を食べると胃が受け付けないので、柔らかく肉を煮込んだスープを飲んでね。具だくさんよ♪」

「余った肉は燻製にして保存しておきます。後日食べて下さい」


ワイワイ

ガヤガヤ


と、多くのにぎわいの中で食事の時間は進んでいった。


「さて、村長殿。こうなった経緯を詳しく教えて欲しい」


食事も終盤に掛かろうとした頃、真面目な顔をしたカウスが村長に問いただした。









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