違う国は新鮮です!
次の日になりました!
いやー!お城の豪勢な料理に驚きました。
山盛りフルーツって小説の中だけだと思ってたよ!
さて、広間にいきますか!
お城のメイドさんに仕度されて、みんなのいる部屋にいきました。
「やあ、おはようシオン」
「おはようございます」
すでにほとんどのメンバーが集まっていました。
「今日は自由行動だ。私とスピカは一緒に街を見て廻る。お前達も一緒に見て廻るといい」
お父様が私達に言いました。
「お兄様はよろしいのですか?」
「うん、別に用事もないしいいよ」
そこにエリザ姫殿下が言ってきました。
「わ、私も御一緒していいだろうか?グリーンウッドの方々を案内するように国王陛下から言われているので」
「ええ、良いですよ♪エリザ姫殿下なら良い店を知ってそうですし♪」
エリザ姫殿下はシオンの両手を握ってきた。
「感謝する!」
あれ?なんか気合い入っている?
コソッ
「本当に感謝する!失礼だが、御主達のご両親の案内は勘弁して欲しかったんだ」
「ああ──」
万年新婚夫婦の側にいると、甘過ぎて吐きそうになりますもんね。
「わかりました。よろしくお願い致します」
こうして私達は街へと繰り出しました。
お城から馬車を出してもらいお父様達とは別行動となりました。
ガタゴト
ガタゴト
馬車の窓から外を見ていると、綺麗な街並みが続いていきました。しばらく馬車に揺られていると目的地に着きました。
「まずは我が国の自慢の観光スポットへご招待しよう♪」
そこは市民にも開かれた薔薇庭園であった。
「へぇ~」
「凄いわ………」
入口には3メートルもある薔薇のアーチになっていた。
「さぁさぁ、入口で圧倒されていてはいけないわ!中に入りましょう!」
シオンはエリザに手を引かれて中に入っていった。薔薇庭園の中も素晴らしい生垣になっており、色とりどりの薔薇が咲き誇っていた。
「綺麗………!」
「これは凄いな………」
カストルですらその幻想的な美しさに見とれてしまった。薔薇庭園の中央には大きな広場になっており、ベンチやテーブルが設置されていた。
「さっ!ローズガーデンが誇るローズティーをどうぞ♪」
歩き疲れたシオン達はベンチで小休憩に入った。中央の広場には軽食を提供する屋台があったのだ。
「あら?良い匂い♪」
ズズズッ………
「美味しい!?」
「ああ、これはいけるな!」
そう言うとエリザは満足そうな笑みを浮かべた。
「そうでしょう?お口に合って良かったわ♪」
その後、薔薇のシロップを使った甘めのサンドイッチを食べて薔薇庭園を後にしました。
「本当に別の国に来たんだなぁ~」
呑気にそう呟くカストルにシオンは同意するのだった。
「そうだね。本当に国が違うと、面白いものがいっぱいで目移りしちゃうね!」
「しかし、あれはいただけないな………」
「そだねー」
シオンとカストルは通りすがりの武器屋に入ったのだが、そこで売られていた武器の質が二人にとって悪すぎたため、肩を落としたのだった。
「あの武器屋はローズガーデンでも上位に入る優良な店だったのですが………」
エリザは二人の落胆にアワアワしていた。
「まさか、ただ鉄を型に流し込んで作る武器が主流とはね。あんななまくらすぐに折れるだろう?」
「そうですよね。やっぱり『芯』のある混合化合物で作った武器じゃないとね」
エリザはシオン達の言葉から鍛冶の技術が他国より遅れをとっていると察し、後で国王に報告しなければと思うのだった。
シオン達はローズガーデンの王都を隅々まで散策して満足顔でお城へ戻るのだった。
お城へ着くと、客室でお父様達がすでに帰宅しており、今日1日の散策の話に花を咲かせたのだった。
一方─
「お前達、どうした?」
シオンの両親を案内していた騎士達はげっそりしていた。
「い、いえ………英雄様に失礼な態度は取れませんので、しっかりと観光名所を案内させて頂いたのですが………」
歯切れの悪い騎士が意を決して話した。
「余りにも行く先々で、御二人が甘い空気を放つので、少々胃もたれが………」
「あっ~~」
エリザは同僚の騎士が言わんとしている事に気付き、心の中で謝るのであった。
すまぬ!私もそうなるとわかっていたから、代わったのだ。
こうして、穏やかな1日が過ぎていくのであった。
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