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特攻装騎グラウザー:イントロダクション

 人間の世界と人外の異界の垣根が壊され、小さなほころびから始まったその争いの種は長い時を経て2つの世界を巻き込む大戦へと発展した。


―名もない戦争―


 そう呼ばれた戦争は100年の長きに渡った。

 戦乱は互いの文明を急加速させる。

 人間世界の国家は、異界の魔法文明を身に着け物質文明を発展させ大規模な魔導テクノロジーを生み出し異界の存在は人間の世界の知識と社会性を身に着けより統制の取れた国家を樹立させるに至る。

 戦争は文明とテクノロジーを発達させるのだ。

 

 そして戦争勃発から100年が経過した。

 

 人間たちの複数の国家と、異界の人外たちの2大国家と離合集散を繰り返し、その果てに人間側の魔導文明は戦争の切り札となる大規模破壊兵器を生み出すに至る。

 その大規模破壊兵器の使用について強行的な決定がなされ、2つの人外側の大都市と1つの人間側の大都市とにそれは投入され甚大な被害を生み出した。

 

 やがて、これ以上の戦争継続は双方の破滅を招くとの判断に居たり、奇跡的に休戦協定が締結される。そして人外側と人間側の双方の領域の境界付近に幅数十キロにわたる帯状の緩衝地帯が設けられ、その緩衝地帯に相互交流のための人工都市が築かれる事となった。

 休戦協定条約はこの人工都市を維持することを要諦とし、休戦の主導権が人間側にある事を示すため、人工都市も人間側の国家間による共同運営の特別独立自治区とされた。


 結果、人間・人外の文明と経済と物資と権力と軍備は、その人工都市にかつて類を見ないほどに集積されていく


 その人工都市の名は『メトロポリス』

 人間・人外入り乱れて昼も夜もなく蠢く魔都――


 無論、犯罪は危険は跡を絶たず、派遣軍部隊による治安維持集団では都市犯罪を収めきれない事態が続いた。

 このままではメトロポリスの治安は破綻し、停戦条約が失効するおそれもあった


 メトロポリスの守り手として自治組織機関は

 魔導テクノロジーの産物である人造人間=Androide‐Autómataに着目した

 魔導テクノロジーの粋を集め人間を遥かに超えた能力をもつ『平和の守り手』を生み出そうとしたのである

 研究が開始され紆余曲折と苦闘の末に都市治安維持用途のための戦闘用人造人間


『特攻装騎』


 が生み出された。


 それから5体の特攻装騎が活躍を開始、着実に実績をあげつつあった。

 そして、ついに6体目の特攻装騎が姿を現す


『物語はここからはじまる』


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