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人生楽しくないな、そう思った時。  作者: れいぶん
第一章
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第3話[ おばさんと少女 ]

さっきの家の人といい、

この話しかけてきたおばさんといい、

この服は貴族の着るような服なのか?

僕には普通のシャツとパンツにしか見えないけど。



「えっと...」

やばい、何も思いつかない。

人と話していないとこんなに喋られなくなるんだな。

緊張して変な汗は出てくるし、その割に話すことが何も思いつかない。


「・・・」


「...どうかされたのですか?」

どうもこうもわからないって。

異世界転生した夢かと思ったら現実で、

家に立ち寄ったら泥棒扱い。

僕だってどうしたらいいか。



「・・・」

「い、行くあてがないんです・・・」

とっさに出た言葉だった。



「そう・・・大変だったでしょう。よければうちに来なさいな。」


「ありがとうございます。」

助かった。




「えっ・・と、リュウマ、です。」


「私はヨーゼフ。よろしくね。」



ガチャ。

ヨーゼフの家に入る。


「ママおかえり~~!」

「その子は・・・?」

奥の部屋から白い髪の女の子がでてきた。

長い髪で顔が隠れているロリっ子だ。

こういう子、アニメだと可愛いと思っていたけど

実際会うと何考えてるのかわからなくてちょっと怖いな。



「リュウマくんよ。しばらくうちにいることになったの。」

「これから晩ごはんを買ってきますから、二人で仲良くしていてね。」



「うん!」


「わかりました」



まずい。女の子と二人きりだ。

まあ好みでもないし、意識しても

こっちから話すしかないやつだ・・・よな?


「nッ・・・名前、なんていうの?」


「...レイナ」



「...」


「・・・」



顔が見れない。




「リュウマ、これみて」

細い木で編まれたボウルのようなものを見せてきた。



「カゴ作るの、手伝って!」



雑談とかは



ヨーゼフおばさんが帰ってきた。



(うーんやっぱりまずい。)



昨日に比べたら何倍もマシだけど

寒くて固い寝床についた。




どういう世界なんだろう


機械のようなものもある

割りと近代に近いのかもしれない。




色々考えてしまう。

人と寝るって寝にくいな。

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