やる気のある創作活動の陰口
俺はとあるノベルゲーをして、俺もこんな作品を作りたいと思って有志(といっても俺を含めて2人)と共にオリジナル作品を作ることにした。
が、問題が色々あった。
まず、俺たちはなんとかシナリオは書けるけどもう1人の人はプログラミングと絵は少ししかできなくて、俺はプログラミングは全くできなくて絵はちょっとだけできた。
シナリオだけがあっても絵とプログラミングがなければノベルゲーなんて絶対できない。
いや、やろうと思ったらできるが、フリー素材を使うためオリジナルキャラを作れない。
それは嫌だ。
そんな中とりあえずシナリオだけでも書いていこうと思って、俺たちはそれぞれシナリオを書き始めた。
1つのシナリオにしようか2つのシナリオにしようか相談した結果、お互い書きたい物語もあると思うから、2つ書こうということになった。
俺たちはそれぞれ違う話を書いたが、その話は同じ世界の同じ学校(学園の魔法ものを書こうということになった)で起こっていることで、後々その2つの物語は1つに合わさるというスタイルにした。
プログラミングと絵を手伝ってくれる人を探しつつ、俺たちはシナリオを進めた。
実を言うと俺は絵を手伝ってくれる人とプログラミングを手伝ってくれる人に心当たりがあった。
多分その人たちに声をかけたらオッケーしてもらえるだろう。
けど、絵を手伝ってくれる人はできれば頼りたくない。
俺は今かなり絵の練習もしているしペンタブも買った。
自分で描きたいというのもあり、絵は解決したと自分では思っている。
が、プログラミングの方はどうしようもない。
俺は理系だが農業系の大学なので情報系のことはパッパラパーなのである。
俺は早速その友達に声をかけて、絵を提供するからプログラミングを手伝ってくれと頼んだらあっさりオッケーをもらった。
その子は小説家になろうに小説をいくつか投稿していたり、自分でもちょくちょく書いてたりしていてそういうことに興味を持っている。
俺は創作活動のもう1人の子に絵とプログラミングはこっちはどうにかなったと言った。
ちなみに創作活動をすると言っても、世界観を同じにし、共同開発をするだけなので絵を描く人もプログラミングをする人もお互い別々である。
それがいけなかったんだろう。
その子は焦ってSNSのとある作品が好きな人が集まったグループに誰か手伝ってくれないか声をかけた。
それがそのグループの古参の人たち(俺も古参である)のいい的になり、別の古参が集まったグループで陰口を叩かれていた。
そのグループに俺もいて、創作の苦しさを知っているので馬鹿にされていることが悔しくて辛かった。
そしてプログラミングを手伝ってくれる人もそこにいた。
そこのグループの会話はだいたいこんな感じである。
「何も言わないつもりだったのに……………くっ!」
「手伝って欲しいそうですが」
「こんなん笑うわwwwww」
「出来たら手伝ってあげたいけど時間がないんだ(どうせむりじゃん)」
「くっそwwwwwwww」
「見守る方が創作を手伝うより楽しそうなのは何故か」
「じゃあ俺たちも裏でなにか作るか?????????」
「作るかwwwwww」
ちなみに、俺のプログラミングを手伝うと言ってくれた人は
「手伝って欲しいそうですが」
と
「見守る方が創作を手伝うより楽しそうなのは何故か」
と
「作るかwwwwww」
を言った。
このことから俺のプログラミングを手伝う気はさらさらないと思われる。
さらに悲しいのが、この人は他人の創作を笑うような人ではないと思っていた。
結局、他の人と一緒になって見下していたのだろう。
俺はもうその人に手伝ってと言うのをやめるつもりだ。
俺たちはまた2人から創作活動を始めることにした。
純粋に楽しく創作活動を一緒にしてくれる人がいつか現れることを信じて。
実話を元にしてるから馬鹿にしてた人たちに見つかったらかなり陰口を叩かれることになるだろう。
さらにノベルゲーに必要な大量のシナリオを書いてく時、ネタが浮かばなかったり思うように進まなくてお互い苦労してる時に励ましあったりするのだか、その子はボソッとこんなことを言い始めた。
「俺さ、ノベルゲーを作るのが夢でできれば本職にもしたいんだよね。
でも……………もう無理かもしれない」
俺は必死に励まし、なんとかまだ頑張ると言ってくれた。
そのことが嬉しくて、同時に早く他にも同志が集まってくれないか願っていた。
あいつの夢を叶えてやりたい。
俺らもノベルゲーを製作できるんだってことを証明したい。
俺は、今日あったことを忘れないためにこの小説を書いた。
創作活動を本気でしたいと思っているから、俺たちは馬鹿にされても今できることを全力でしていきたいと思う。
だからどうか、俺たちの活動がいつかいい結果になりますように……………。