表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PANDORA~NEO~  作者: 倉田明
第1章 『キャッツ盗賊団、シンゴ海賊団』編
4/42

第1巻 第4話 テロリストとして

乱丸らは今は亡き神崎昴の携帯に久野英樹とのメールの履歴があるのを発見して驚いた。

赤星功太「これを見る限りじゃ、完全に繋がってたみたいだな。」

青柳龍馬「アウ!!どうなってんだよ?」

青柳遥香「待って・・・私が彼に触れて英樹さんの残像が浮かんだことはありませんでした・・・。これって一体?」

遥香は混乱していた。

タケル「直接の面識はなかったのかもな。」

タケルはPCを開いた。

朝倉利子「どういうこと?」

タケル「『マルチツリー』って言う闇社会の人間やテロリスト同士が交流する掲示板があってな、そこでやりとりしてたのかもしれない。俺が色んな情報持ってたのもこの掲示板見てたからなんだ。けど、神崎昴や英樹さんらしき人は現れなかったから、偽名使ってたのかもな。」

風間乱丸「なるほどね・・・」

浅利剛「で、これからどうするの?僕達、もう『光の国』には戻れないよ。」

南海光一「あぁ、全員顔見られちまったしな・・・」

北沢風神「なぁ・・・いっそさ、悪人になっちまわね?」

風神が奇妙な発言をした。

風間乱丸「え?」

北沢風神「どうせ、もう俺達は犯罪者だ。それに悪人の側になって世間の闇を暴いてくってのも悪くないんじゃねぇの?」

朝倉利子「面白そうじゃないの!!」

南海光一「乗ったぜ!その話!」

青柳遥香「え?そ・・・そんなの無理に・・・」

青柳龍馬「残念ながら俺はそんな話、乗れねぇぜ!!それに、俺達には『火の国』っていう故郷もある。だから、帰らせてもらおうか。」

浅利剛「あっ、そうか。2人は『火の国』の出身だったね。そういえば慎一も『鉄の国』だから・・・」

沢田慎一「俺はとっくにあの国とは関係を絶った。今更、帰ることなんて出来ねぇよ!だから、リーダーの考えに従うぜ!!乱丸、お前はどうするつもりなんだ?」

風間乱丸「付いて来たい奴らだけ付いて来ればいい。無理強いはしねぇ。俺達はこれから犯罪グループ『ROOTS』を始動する!」


・月光 本部


エリナ「え?『マルチツリー』になんでこいつらが?」

※エリナ=月光第1班班員。情報分析、ハッキング担当。

エリナは『マルチツリー』のサイトに乱丸たちが現れたのを発見した。

グラサン「どうした?」

※グラサン=月光第1班班長。サングラスをかけた大男

エリナ「これって・・・」

グラサン「俺が分析する。」

エリナ「ちょっと待って・・・あんた、パソコン使えたっけ?」

グラサン「そうだったな。俺は戦闘が専門だった。機械は使えない。だから携帯も持っていない。」

エリナ「知るか!!」

グラサン「だが、これはまずいな。本当は国を救ったヒーローであるあいつらが敵に回ったのか・・・何か考えがあっての行動なのだろうが・・・」

グラサンは何故か頬にスプーンをつけた状態で話していた。

エリナ「ええ。きっと彼らは・・・」

グラサン「とにかく班長に報告しよう。」

エリナ「班長・・・あなたよね?」

グラサン「そうだった。班長は俺だったな。」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ