第2巻 第14話 闇夜の計画
南海光一「チクショ~・・・ストーカー野郎なんかこの俺がぶっ殺してやりてぇのにこれじゃ動けねぇ・・・」
光一は足を負傷していたので青柳家の空き室で療養していたのだ。
谷垣啓二「傷の具合はどうです?」
谷垣が屋敷に戻ってきて部屋のドアを開けた。
南海光一「あぁ・・・谷垣、すまねぇな。こんな部屋まで貸してもらって。」
谷垣啓二「いえいえいいのです。お嬢様を体張って守っていただいたのでこれくらいのことはしなければ。」
南海光一「へへ〔笑〕なぁ、そのストーカー野郎ってのは誰なんだ?」
谷垣啓二「全部聞いていたのですね。」
南海光一「あぁ、俺そいつが許せねぇよ!!」
谷垣啓二「私にもその男の正体が何者なのかは分かりません。ですが、相当に陰湿で腐った男というのは間違いないでしょう。」
南海光一「俺は当分、動けねぇからあいつらや龍馬と一緒に遥香ちゃんのこと守ってくれ・・・そしてクソ野郎をぶっ潰してくれよ・・・」
光一は動けないのでただ谷垣にすがるしかなかった。
谷垣啓二「えぇ。もちろんです〔ニヤ〕」
しかし、谷垣はすでにシンゴのサイドにいるのでただただこの哀れな男を笑うしかなかった。
2時間前に時間はさかのぼる。海岸ではシンゴと谷垣によりある会議が行われていた。
シンゴ「俺の目的は青柳遥香を我が手中に置き、我が物にすること。だから、貴様の手で誘拐してくれれば構わない。どうだ?誘拐くらい簡単なことだろう?」
谷垣啓二「それもいいが、それでは俺の目的が果たせねぇ。」
シンゴ「ほう、お前の目的とは?」
谷垣啓二「お前がほしがっているのは青柳遥香のもっている能力。しかし俺はそんなものに興味はない。俺がほしいのは金。つまりは青柳家に眠っている財産だ。」
シンゴ「バフォフォフォ。盗賊ならそれくらい探し出して盗めなかったのか?」
谷垣啓二「探したが家の中には少なくとも眠っていなかった。しかし、青柳辰夫の口からこの島のどこかに眠っていること、そしてそれを知るのは青柳遥香のみだということも明かされた。」
シンゴ「バフォフォフォ。それはそれは・・・」
谷垣啓二「だから、貴様らの力が必要なのだ。目的が済んだら青柳遥香は煮るなり焼くなり犯すなり好きにして構わねぇ・・・」
こうして契約は成立したのである。




