第1巻 第1話 テロリスト風間乱丸
⇒神崎昴、冥王星、総武仁が亡くなり、オリンパスが崩壊してから2年後
・光の国 中央広場
安部真二「皆さん、こんにちは光の国の長の安部です。」
※安部真二=『光の国』の長
野田亡き後に光の国の長となった安部は演説をしていた。
安部真二「2年前にこの国は総武仁という男とその一味によって滅ぼされかけました。がしかし!!その危機を救ってくれたのは誰だと思います?」
一般市民A「え?誰?」
一般市民B「さぁ・・・多分、『月光』とか?」
安部真二「そう!!このグループこそこの国のヒーローなのです。そして、命を張りこの国だけでなく他の国々の危機をも防いだこのグループの最高司令官である永沢誠司さん!!あのお方には名誉賞さらに全世界の戦士達を束ねるトップ『CRAUN』の地位を授けた。何か異論のある者はいるか?」
一般市民多数「うぉぉぉぉ!!」
ほぼ全員が賛同した。
一般市民C「はい!!」
そんな中一人の市民が手を上げた。
安部真二「なんだ?」
一般市民C「名誉なことだとは感じますが、それでは今の『月光』を束ねる者がいなくなってしまうのでは?」
安部真二「その心配はない。なぜなら・・・」
・光の国 月光 本部
安部真太郎「兄さんが、この国の長になってくれてほんとうに良かった。」
※安部真太郎=安部真二の弟。月光の最高司令官。
石川「ええ。本当に♪」
※石川=美人秘書
安部真太郎「あべべべべ・・・おかげで私は幸せずえ!!」
真太郎は石川の尻をやらしく触った。
石川「もぉ。真太郎さんったら♪」
浜田守「・・・〔呆〕」
※浜田守=月光第5班班員。
守は二人のいちゃつき振りを見て呆れていた。
松本裕「素直に喜んだらどうなんだ?ぶっちゃけ美人でセクシーな秘書が来てうれしいんだろ?」
※松本裕=月光第5班班員。
山崎耕史「大久保景子という女、むしろスパイで良かったですね。俺はあの女怖かったです・・・」
※山崎耕史=月光第5班班員。
松本裕「ん?もしかして、お前大久保のこと好きだったのか?」
山崎耕史「そうだったんですか?」
浜田守「ち・・・違います。何を言ってるんですか?」
守は顔を赤らめた。
安部真太郎「あべべべべ・・・お前ら面白いずえ!!」
真太郎は憎たらしい笑い声を上げた。
田中章介「なんでこんな奴が司令官に・・・」
※田中章介=月光第5班班員。
白戸次郎「ふふふ。田中さん悪いな・・・あんたとのコンビは解消だ!!」
そこに白い犬の白戸次郎が現れ得意げな顔をした。
田中章介「そして・・・なんでこいつが班長に。」
白戸次郎「ふふふ。お前らこれからもよろしくな!!」
※白戸次郎=月光第5班班長。
次郎は一人〔一匹〕で総武仁に挑んだ勇気が認められ班長となったのである。風間蓮の亡き後空白となっていた第5班班長が2年間の間にこの犬に決まったのである。
・輪の国
ここは全世界を束ねる世界政府が集まる場所。
原田桜「誠司さんおめでとうございます。」
※原田桜=月光第7班班員。
永沢誠司「おぉ。わざわざ、お祝いに来てくれたのか。すまないな。」
※永沢誠司=陸、海、空の戦士達を束ねるトップの座『CRAUN』
三浦翔「これほど、名誉なことはないですよ。」
※三浦翔=月光第7班班員。
永沢誠司「がしかし・・・1つ納得の行かない事がある。」
原田桜「なんでしょう?」
永沢誠司「なんでワシのところに来てた秘書はあんな凶暴な女だったのに、新しい司令官のところについた秘書はセクシー美女なんだ?・・・くぅ!!うらやましいぜ・・・」
植田建、遁馬「なんつうか・・・小せぇな・・・〔呆〕これでも世界のトップかよ?」
※植田建=月光第7班班員。
※遁馬=月光第7班班員。
永沢誠司「まぁいい・・・ところで今、あの男達はどうしてる?」
原田桜「2年前のあの日から全く動向がつかめません。一体どこで何をしてるのやら・・・」
・とある飛行機内
風間乱丸「行くぞ。お前ら!!これから『火の国』に行って龍馬と遥香を迎えに行く。」
赤星功太、朝倉利子、タケル、浅利剛、北沢風神、南海光一、沢田慎一「あぁ。あいつらも当然、俺達の側だからな。」
彼らは飛行機をジャックしていた。
何故、彼らはテロリストに?