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第15話 追記

高橋美咲は、それから多くの日々が経ったある夕暮れ時、河原を訪れた。


ここは『五』が遺体を捨てた場所で、この先を下っていくと入り江に出る。


岩礁の少し先で、彼女は土を掘り下げ、ついに一つの箱を見つけ出した。


それは『五』が一条紗耶に遺した贈り物だった。


高橋美咲が箱を開けた。


中には、丁寧に折り畳まれたメッセージカードが入っており、その上には、夕日の下を肩を並べて走る二人の少女の絵が描かれていた。


『五』はその絵の下にこう書いた。


『海を見たよ』

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