アトムズ
「この空間なら何をしても大丈夫ですよ。ミィナ殿の最大級魔法にも耐えられる強度の空間ですから」
アトムズはミィナに言うとミィナは即座に魔法を放つ。
「惚れ惚れするほど素晴らしい無詠唱です。ですが」
アトムズは両手に持つダガーでミィナの魔法を全て斬る。
「!!」
「どうですかミィナ殿。これは私が研究していたテーマの一つ。通称魔法殺しです。私達、賢者の果実は常に魔法の最先端を考え今までは魔法使いの可能性を潰すような研究はしないようにしていましたが私は逆にこう考えました。魔法使いを黙らせる武器をつくり、それを使って優秀な魔法使いを捕まえ私が教育すること。もし従わないなら私がこの魔法使い殺しで魔法使いの魔力を殺す」
アトムズはダガーを向けミィナに接近する。
「アトムズ。お前やってることはおかしいの!」
「おかしくないですよ。私は貴重な魔法使いが自ら死地に赴くというなら私の手で先に魔法使いとしての人生を終わらせる。それで私は納得しますから」
ミィナはアトムズの攻撃を避けながら魔法を放つがアトムズのダガーによりミィナの魔法は全てきられてしまう。
「面倒なの!」
「魔法使いにとって近距離は致命傷!ですがあなたは近距離でも無詠唱でゼロ距離から魔法を放つことができます。それもこのダガーがあればどうにでもなりますがね!」
アトムズは一気に距離をつめ、ミィナにダガーを刺そうとした瞬間、ギリギリまでアトムズをひきつけた後、アトムズの攻撃を避け、アトムズの腕に杖ごしに魔法をあびせる。
「なぁ!?」
「魔法を無効化されるならそのダガーに当てなければいいだけなの。ミィナの杖は耐久性にも優れているの。だからこういうこともできたの」
アトムズが両手に持っていたダガーを落とした瞬間、ミィナはダガーを蹴りとばし、アトムズの顔に杖を向けた。
「気はすんだの?」
「ふ、ふふ。参りましたよ。やはりあなたにはかないませんね」
アトムズは指をパチンっと鳴らすとギルド 賢者の果実に戻った。
「結局何がしたかったの?」
「私は最初から言ったはずですよ。魔界には行かないでほしいと。魔界に行くのであれば私のダガーを持っていってください。何かしらの役には立つと思います」
「わかったの。ありがたくもらってくの」
ミィナはアトムズの使っていたダガーを拾うと腰に装備し、ギルド 賢者の果実を後にした。アトムズはミィナがでて行った後、ミィナが戦う前に魔法を放っていた修練場の掃除を始めた。




