マドウ家
アスタが死んだ後、空間は消滅し、もとの場所に戻ると目の前にバルズルンが立っていた。
「な、なんでお前ら。アスタ殿はどうしたぜよ!」
「お祖父様から死んだわ。ほら。あなたの後ろにいるわよ」
バルズルンが後ろを向くとそこにはアスタの死体が転がっていた。バルズルンはアスタの死体を見下し
「やはり人間など若返らせてもこの程度か。時間稼ぎをした意味がないぜよ」
「お祖父様は強かったわよぉ。ただ私の方が強かっただけって話よぉ」
バルズルンはアキカ達から逃げようとするとミィナがバルズルンを足どめする。
「ミィナちゃん。ありがとう。そいつは主人に献上したいから捕まえといてねぇ。私は目的を達成してくるわぁ」
アキカはミィナに行った後、マドウ家の屋敷で唯一攻撃を受けていない部屋へ向かう。
「お祖父様って意外とわかりやすいのよねぇ。だからこんな簡単に大事な場所に気づくの」
アキカは部屋の扉を開くとそこにやせ細った白髪の男がロープでしばられ地面に座っていた。
「だ、誰だ?」
「お父様。アキカです」
「ア、キ、カ?」
白髪の男はゆっくりと部屋の入り口にいるアキカに近寄ろうとするとアキカから白髪の男に近づく。
「お父様。助けるのに時間がかかってしまって申し訳ありません」
「ふ、ふふ。気にしていないさ。父さんが、僕にこんなことするのは、よくわかっていた。父さんはマドウ家の為なら手段は選ばない、人だったから」
白髪の男が言った後、アキカは白髪の男の拘束具をとくと白髪の男をおんぶする。
「ふ、ふふ。このデシロ・マドウ。まさか、娘に助けられるとは、な」
「お父様を助けるのは当然ですわぁ。私は今の主人に会うまではお父様を助けることをずっと考えていましたから」
「それはなんとも、複雑な、気分だね。でもアキカ、が、大切な、人に、出会えたなら、何より、だよ」
デシロはそこまで言うと意識を失う。アキカがデシロを背負いながら部屋から出るとミィナはバルズルンを魔法で拘束していた。
「うぐぅ!深く、ぜよ」
「アキカお姉ちゃん。こいつ拘束するの終わったよ」
「あらぁ。ありがとう。それじゃ帰りましょうか」
アキカとミィナはマドウ家の屋敷からでるとそこでジガン第二王子と出会う。
「あ、君は確かアキカさんだったかな?」
「えぇ。アキカよぉ。それでこんなところに何か用かしら?当主のアスタ・マドウは殺したわよ」
「アスタ殿を殺したか。確かに彼は貴族のくらいにこだわっていたし何より差別が酷かった。魔法に関しての知識はすごかったがな」




