アラン第一王子 2
オウガ達がルールドゥにより別空間に転移した後、アラン第一王子はどこかに逃げようとしているとアラン第一王の前に一人の魔族が現れた。
「どこにいかれるおつもりで?アラン殿」
「お、おぉ!メイス!やっと来たか!早く僕様を助けよ!お前たち魔族には美味しい思いをたくさんさせたはずだ!」
「そうですね。お互いいい思いをしましたよね。だから」
メイスはアラン第一王子の首をはねる。
「は?」
「お前はもう用済み。貴族どもでいらない奴らもお前のくれた人材達でほとんど殺した。これでこのディスナイ王国の人はかなり減った。お前はメイス達魔族側からすれば使い勝手のいい人間だったよ。最後にまた役に立ってくれ」
メイスはアラン第一王子の首と胴体に自分の血を流し込むとアラン第一王子の体と首から気持ち悪い紫色の首からは腕、胴体からは尻尾のようなものが首の部分に生えた。
「これはこれはいい姿ですね。アラン第一王子。あとは頑張って下さいね」
メイスは魔物になったアラン第一王子を置いてどこかへ消えた。
オウガ達がルールドゥを討伐し、もといたディスナイ城の王の間に戻るとそこには変わり果てたアラン第一王子がいた。
「な、んで、ぼ、くさま、が、こん、なめ、に」
「これはジガン第二王子を連れて来なくて正解だったね」
彼に兄のこんな姿は見せられない。彼の為にも早く倒してしまった方が良さそうだ。
「オウガ様は優しいですね。私はこいつはこんな姿にされても仕方ないと思います。この数日、王都の治安を見ましたが数日しか変わっていないというのに貴族どもがかなりうざかった」
あんまし気にしてなかったなー。貴族はウザいのが当たり前だと思ってたし。
「一番貴族が増長していたアラン第一王子派をしとめればジガン第二王子はまともだから大丈夫なはずですオウガ様。ですからあいつは躊躇なく斬りましょう」
お、おう。どうぞ躊躇なくやっちゃって下さい。
サキナはいきなり黒剣の状態でアラン第一王子の顔を斬る。一発目から顔はえぐいなぁ。
「あ、がが」
「顔を斬ったのに死なないなんて人間やめてるわね」
「ぼ、くさまは、にんげん、だ。きぞ、く、だ。おう、ぞく、なん、だ」
サキナに斬られたはずの顔が瞬時に再生し、体の方がサキナに攻撃する。
「面倒、ね!」
「サキナ。体は俺がやるから顔の方を頼む」
ガイがアラン第一王子の体を殴るとサキナは体の方から瞬時に顔の方へと攻撃を切り替える。
「じゃガイ。そっちは任せるから」




