VSルールドゥ
「最初はあんなクソ王子の護衛など微塵もやる気はなかったがお前のような強者と戦えるなら悪くないものだな」
「そう?私はさっさと終わらせたいのだけど」
サキナはルールドゥに近づき、ルールドゥも両手の剣でサキナに攻撃する。
「なかなかしぶといわね!」
「そう簡単にやられるわけにはいかないしこんな闘い簡単に終わらせるのは嫌じゃないか!」
ルールドゥはサキナから距離を取ると肘についていた斧をひじから外す。
「それはおもりだとか言うつもり?」
「そんなわけないだろう。それにね」
外した斧の持つ部分には鎖が繋がれており、ルールドゥはそれをひきずりながらサキナに接近する。
「今からはからめてをつかわせてもらうよ!」
「ふん!」
サキナはルールドゥの剣をはじいた後、斧に向かって斬撃をはなち勢いをころす。
「斬撃までだせるのか!人間にしてはやる!」
「そっちは魔族にしては弱いね!」
サキナは一気にルールドゥに近づき、ルールドゥの腹部を剣で斬る。
「がっ!」
「せい!」
腹部を斬った後、胸部も斬り、ルールドゥがゆっくり後方に下がる。
「は、はは。や、やるじゃない、か」
「タフだとは思うけどからめてとか使ったところで私には勝てない。明らかに実力差がありすぎるから」
「い、ってくれる、じゃないか。ふ、ふふ。ならば」
ルールドゥが懐から瓶のようなものを取り出すと蓋を開けて中身を一気に飲みほし、瓶の殻を地面に投げ捨てる。
「回復アイテムか?そんなもの飲んだところで」
「回復アイテム?違う。違うなぁ。魔界にはそんなものないしむしろ私のような七体の大罪魔族に近い実力を持つ私が今飲んだ魔王様の血を飲めば」
ルールドゥの体は少し大きくなり肘の斧も二本生える。
「はぁ、はぁ。こうして、魔王様の、血で、私は強く、なーる!」
ルールドゥはサキナに一気に近づきサキナに剣で攻撃した後、肘の斧で続けて攻撃する。
「面倒ね!」
「は、ははは!めん、どう?何それ。たた、かいを、たのし、もう、や!あは、はは!」
ルールドゥの目はかなりいっており、ただ何も考えずに攻撃している感じだ。
「バカなやつ。そこまでして私に勝ちたいのか?」
「あ、あはは!あははは!」
サキナはルールドゥを一旦突きとばしたあと、剣を黒剣に変えルールドゥの体を横に両断した。
「あ、ば、ばば」
「それ以上無様はさらさないで。気に入らなくなるから」
「か、かかか。たの、しか、ったよ」
「私も多少は楽しめたわ」
サキナはそこまで言うとルールドゥの体は骨も残らず消滅していった。




