スカルザン
「軍勢のダイゼルは仲間を引き寄せる素質があったから魔王様より軍勢という名を与えられていた。だが我にはこの骨しかない。だが我はな」
スカルザンは両肩から生えた骨を操作しながらオウガ達に言う。
「この肩から生えた骨達。これを操作しながら我はお前らを襲う。そうして今回の戦闘を得て我は」
「うるさい」
ガイはスカルザンの骨の尻尾達を砕いた後、スカルザンの腹部に拳をいれる。
「がっは!」
「悪人、いや悪者は黙ってやられていればいい。正義はこの俺にあり」
ガイはスカルザンに言うがそんなことはないと思うよガイ。
「ふ、ふふ。ダイゼルのように貴様らを侮っていたかもしれんな。貴様らは強い。そして全力をもってやらねば我はおそらく勝てない。だから」
スカルザンは一旦動かなくなったかと思えばその場にうずくまり、ガイはその隙を狙う。
「罠だろうがなんだろうが俺のこの拳ならどんなやつでも倒せるんだよ!」
ガイがスカルザンに殴りかかった寸前、ガイは野生的な感?が働いたのかガイとスカルザンから一定の距離離れているオウガのもとにまで移動した。
「流石マスター」
ん?急にどうしたガイ?僕はただここにいただけなんだが
「マスターは俺に試練を与えていたからこそ動かずにいたんですよね。敵の罠など無視して攻撃すればいい。俺が今そうしていたら俺の両腕は穴だらけになっていました」
まじでなんのこと?とオウガは思っているとスカルザンの肩から先程の倍は肩から生えた骨の尻尾が一気に勢いよく生えた。
「あれをくらっていれば勢いで俺の腕はもげていたかもしれません」
「そ、そうか。確かにあれは危ないね」
全然予想してなかった。まさかあそこまでできるなんて。
「わ、我には、こ、これくらいのことしかできぬ。な、ならば自分の限界を、越えるしか、あるまいて」
骨を出している肩からは大量に血がでている。相当無理をしているんだろう。
「これで、終わりに、してやる!」
肩から出た骨の尻尾を一斉にガイに向け、ガイは全ての攻撃を避けスカルザンの前に立つ。
「ふ、ははは。ダイゼルのことを、笑えんな。我も、所詮は、この程度」
「俺はいいと思うぞ。そうやって足掻くやつは嫌いじゃない。でもお前は悪いやつだから遠慮なく殴る。ただサービスはしてやろう。炎拳」
ガイが拳を前に出すと前に出した拳に炎がやどる。
「魔法、か。ふ、ふふ」
「魔法と呼べるかわからないけどな。俺自身魔力はあるらしいがいまいち感覚はわからん。だから拳に宿すことはできるけど飛ばしたりはできん」




