軍勢のダイゼル
「軍勢のダイゼル?ダイゼルでよくない?もしくは敵」
ガイがダイゼルと名乗った体が紫色の魔族に言うとダイゼルは笑いながら
「これだから下等な人間は話にならないんだ。そこにいるもう一人もそうだろう?」
「あぁ?」
オウガがバカにされた瞬間ガイはダイゼルを睨む。余計なこと言わなくていいのに。
「俺の前でマスターをバカにするなんていい度胸じゃないか」
ガイは一気にダイゼルに距離を詰めるがオウガ達を囲んでいた魔族達が一瞬でガイに向かって攻撃を開始する。
「はっはっは!やはり下等な人間よ!愚かな人間は挑発にのればこんな簡単に」
ガイは一気に攻めてきた魔族を一瞬でかえりうちにしてやる。
「は?」
「何を驚いている。この程度の弱い魔族軽く殴るだけで充分だよ」
「ば、ばかな。下等な人間ふぜいにこの軍勢のダイゼルの選抜した魔族達が」
「え?弱すぎるけど?」
ガイはダイゼルに言った後、ダイゼルの懐に入り、腹に一発パンチをかます。
「ぐっ!このダイゼルがこんな、ところで」
「一発なんとか腹に決まる前に腕を入れたか。けど」
ガイはダイゼルの腹部を殴りまくり、そうした結果ダイゼルの腹部に穴が空いた。
「がっ、は。ば、かな。こんな、人間、ごときに。申し訳、ありません。メイス様」
ダイゼルはその場で倒れた後ガイがダイゼルの顔面をとどめに殴り、ダイゼルは少し体がぴくぴくと痙攣したかと思えばそのまま動かなくなった。
「マスターをバカにする悪者はこの俺がボコボコにして顔面がなくなるまで殴る」
ガイは冷たい目でダイゼルの死体に対し言った後、オウガに近づき
「マスター!マスターのことバカにした悪者はぼこって顔面無くしました!」
「うんうん。良かったよ。サキナ達もこっちにきてくれたらいいんだけど」
「では俺が呼んできますからマスターはここにいて下さい」
ガイが俺に言ってから数十分後、ガイはサキナとブレイを連れてきた。
「すいませんオウガ様。アキカとミィナちゃんはまだ帰ってきていませんので多少は戦力になればどこのバカを連れてきました」
「バカなんてひどいっすよ!自分一応B級冒険者なんで弱いやつくらいなら倒せるっす!」
それでいいのかブレイ。まぁ本人がいいならいいんだが。
「お師匠とオウガ様の邪魔にならないようにせいぜい頑張るっす!」
「バカ弟子。あなたは私に迷惑をかけるのはまだ構わないわ。でもオウガ様に迷惑をかけたら即斬るわよ」
「あ、あはは。お師匠冗談でも怖いっすよ?」
「冗談じゃないわよ?」




