七人の英雄達の罪
「忘れようとしていたとはどういうことですか父上」
「......もう、話すしかあるまい。いずれはバレると思っていたがジガンとオウガ、お前たちになら話しても」
ディスナイ王はジガンに言われ立ち上がると話しはじめた。
「ここにある本は禁断の本などではない。私達、勇者をおいつめた七人の英雄からすれば禁断の本ではあるがな」
勇者をおいつめた?どういうことだ?
「お前たち、というか私達が若い時にディスナイ王に報告した際に勇者は魔王とあいうちになったと報告したが本当は違う。魔王は私達で討伐した。だが私達勇者のパーティーにいた七人は勇者を魔王がいた魔界の奥地に放り込んだ」
魔界?放り込んだ?全然話がわからないな。
「ま、待って下さい。魔界って」
「そこから説明せねばならんか。まず魔王が住んでいるのは魔界だ。魔王は存在が強大ゆえにこちらの世界に攻めてくることができぬ。ゆえに魔王は自身のつくるゲートという魔法でこちらにじょじょに戦力をおくってくるんだ」
魔界と魔族についてディスナイ王が説明した後、ジガン第二王子はディスナイ王に質問する。
「勇者を魔界の魔王が住んでいたとこに放り込んだことに関してはひどいとは思いますがそれと今の魔族となんの関係があるんですか?」
「勇者は、勇者はな。異世界から召喚されたものなんだ。勇者の名は秋月 政宗。異世界から召喚された者には魔法とは違い特殊な異能が与えられていると言われている。勇者の異能は召喚術だったのだ」
異能なんてものがあったのか。それで暴食が魔王様よりいただいた力的なことを
「ちょっと待って下さい」
「なんだオウガ。意見があるなら後から」
「その、勇者は召喚術とやらで能力?ってやつも与えることができたんですか?」
「いやそれはできない。勇者ができたのは聖騎士、または普通の騎士や聖獣、それに連なる使い魔の召喚などだ」
「僕が戦った魔族が魔王様よりいただいた能力とかなんとか言っていた気がするんですけど」
オウガはディスナイ王に言うとディスナイ王は数分考えた後
「これはあまり考えたくはないのだがやつの異能が強力になってしまったのだ。本当にやつが魔王になってしまったのならば私達といた頃と異能は変わってしまったんだろう」
ディスナイ王がオウガ達に言うとフェアリーが急にディスナイ王の前に飛んできた。
「なんだフェアリー。今は」
「やぁ。久しぶりだね。ロード。いや、賢者とでも言った方がいいのかな?」
フェアリーが喋った瞬間ロードはフェアリーから離れた。




