禁断の書庫 2
オウガはマルスの工房を出た後、ジガン第二王子、ガイとギルド レジェンドブレイズで合流すると目的地である禁断の書庫に向かう。
「禁断の書庫は王都を出てディスナイ城の近くにある。私が近くまで案内する」
ジガン第二王子とオウガ、ガイは禁断の書庫にまで向かう。ギルドから数時間かかり、ディスナイ城の近くというわりにはそれなりに離れた距離にあった。
「い、意外と遠かった」
「まぁ城からすればまだ近いところなんだが確かに普通に来たらそうだね」
ジガン第二王子がオウガに言った後、オウガは肩で息をしながら言う。もう結構疲れたな。
「ここは簡単に開くからまかせろ。ただ中に入ると必ず罠がある。だから覚悟しておいてくれ」
ジガン第二王子がオウガ達に言った後、ジガン第二王子は禁断の書庫の扉を開ける。扉を開けた瞬間オウガ達は光に包まれ、次の瞬間どこかの空間的な場所にいた。
「ここは」
「ここはもう禁断の書庫の中です」
オウガ達の前に背中に四本羽が生えている体の軽そうな生き物が出てきた。
「君は誰だ?」
「私はこの禁断の書庫の案内役でございます。名前はフェアリーとでもお呼びください」
四枚羽の身軽そうな生き物、フェアリーは言うとオウガはフェアリーに聞く。
「ここは禁断の書庫の中と言っていたけど何かあるの?」
「はい。あなた様方がこの禁断の書庫の本を読むに値するかためさせていただきます。まずはこちらです」
フェアリーがオウガ達に言うとオウガ達の前にゴーレムが現れた。
「まずはこのゴーレムを討伐していただきます」
「このおもちゃを壊せばいいの?マスター」
ガイがゴーレムの前に出てオウガに聞く。
「ああ。頼むよガイ」
「任せてマスター!」
ガイはゴーレムに殴りかかり、ゴーレムもガイに殴りかかる。ガイとゴーレムではかなり体格差があるがゴーレムのパンチをガイはかるがるととめた。
「流石はS級冒険者。これほどとは」
「ジガン第二王子。ガイはまだまだ可愛いほうですよ。サキナとアキカ、ミィナはもっと強いですから」
オウガはガイの実力に驚くジガン第二王子に対して言う。
「この程度か?俺はまだまだいけるぞ!おもちゃくん!」
ガイは一度殴ってゴーレムの片腕をはねのけるとゴーレムは今度は無数のパンチをガイに放つ。
「お、いいねぇ。なら俺も」
ガイは今度はゴーレムに無数のパンチを放つとゴーレムは耐えきれずにボロボロと崩れていく。
「あれ?これで終わり?まじで?」
ガイはゴーレムの弱さに驚いているとフェアリーが
「おめでとうございます。まずは一つクリアです」




