サイコ・ラハルト 2
俺がロウの旦那に連れてこられたのはロウの旦那の家だった。旦那の家にはすでにラーシアとアラタのやつも住んでいた。
「今日からここに住むといいさ。こいつらと同じで俺がお前らがちゃんと生活できるようになるまで面倒見てやる」
旦那は俺に言った後、すぐに家から出て行った。
「ロウ様に迷惑をかけてはだめよ新入り。私達はできるだけ迷惑をかけないように働くの。冒険者として」
「冒険者として?俺は冒険者になろうとしてギルドに行ったのにギルドのマスターに追いだされたんだぞ!薄汚いという理由だけで」
俺がラーシアに叫ぶと片足に義足がまだなかったアラタは俺に部屋に転がっている何かを投げつけてきた。
「いたっ」
「ぴーぴーわめくな。足があるなら動け。俺は足がないから足を使わない仕事しかできないんだ」
「っ!す、すまない」
「だが喚く気持ちはよくわかる。俺もあのマスターのせいでこうなったからな。ロウの大将には感謝しかしてねぇよ。だから恩義のために俺にできることをやるのさ。お前も同じようにやれ。新入り」
俺はアラタとラーシアに言われた後二人に言われた通りに働き口を探して金を稼いだ。義手も自分が稼いだ金で作り、アラタも同じ頃に義足を完成させていた。俺は義手を完成させた頃に調べたいことを調べることにした。本当の両親。情報屋のフェイスをロウの旦那に紹介してもらい手掛かりもない状態でフェイスに探してもらった。本当の両親のことを頼み数年たち、俺も大人の一員になった頃、フェイスが俺を人のいない場所に呼びだした。
「お前の両親について。調べが終わったから報告させてもらう。お前の名前をまず確認したい。お前はサイコ・ラハルトって言うのか?」
「ラハルト?俺はサイコって名前しか知らない。それしか記憶が」
「ふむ。やっぱり手がかりがない状態だとこの確認が大事だからな。難しすぎて時間かかりまくったぜ」
フェイスが一枚の紙をわたし、俺は渡された紙にかかれている情報を目に通す。
「これは、本当か?」
「ああ。本当だよ。君の両親はもういない。そして殺したのは王族、第一王子だ。そしてそれをもみ消すためにお前の親だった貴族があてがれた」
フェイスの情報に俺は渡された紙をくしゃくしゃにしてしまう。貴族なんて、王族なんて、冒険者なんて、くそくらえだ。
両親のことがわかった後、俺はもう自立できるようになっていたから引っ越して近くに小さく墓をつくった。それからロウの旦那に呼ばれるまでは冒険者以外の仕事で生活をしていた。




