S級冒険者 サキナ
サキナはブレイに言った後、早速幽霊の魔物が出てきた。
「お師匠!きたっすよ!ゴーストじゃないっすけど幽霊型の魔物っす!」
ブレイはサキナに言った後、サキナは剣を抜き幽霊に斬りかかる。
「くそ。やっぱり斬れない。どうしようか」
サキナは悩んでいるとサキナの背後から何かが飛んできてそれが幽霊型の魔物の身体を消滅させた。
「流石はマスター。サキナだけではきっと対処できないから私に行けとおっしゃっていたのはこれが理由でしたか」
サキナの背後から現れたのは白い髪が特徴で武器は弓を装備している弓使いの女。名前をアクタ・セイという。アクタはA級冒険者でありS級に匹敵する実力者である。
「アクタか。久しぶりね」
「お久しぶりですサキナ。私もパルガイアーをやめてオウガ殿がマスターをつとめるギルドに入ろうと思っています」
「それはこころ強い。それにオウガ様の理解者がギルドに入ることは嬉しいわ。マスターに命令されてきたの?」
サキナはアクタに聞くとアクタは首を縦にふり
「私はサキナなら大丈夫と思っていたのですがマスターはサキナだけじゃ心配だし私が必ず必要になるからと言っていました。私は幽霊型の魔物を倒すのは得意。ですからマスターはこのことを言っていたんですね」
「流石はオウガ様。私もまだまだ未熟。幽霊如き斬れるようにならないと」
サキナは悔しそうに言うがブレイは真顔で
「いやいやお師匠。幽霊斬れるようになったらもう人間辞めてるようなもんっすよ」
「そんなことはないわ。それにオウガ様なら幽霊くらい簡単にどうにでもできるわ。なんせ最強種と呼ばれていたドラゴンを簡単に討伐するくらいですから」
サキナはブレイに言った後、アクタを加えた三人で悪魔の森を進み、目標のゴーストを探す。ゴーストの特徴は頭がぱっくり割れておりそこから六本の板のような手、体に口があるなんとも気持ちの悪い魔物、幽霊型に分類されているが実態はある。
「この依頼、別に幽霊対策しておけばなんともない依頼だと思うけどなんでサキナが受けたんですか?」
「私はオウガ様のギルドの冒険者。一番最初の依頼は私がこなすと決めていたしパルガイアーのギルドマスターからの依頼。オウガ様に直接頼むということはオウガ様にしかできない何かがあるんでしょう。でも私達はオウガ様を頼ってばかりだといけない。私ももっと強くならねば」
「それは確かにそうですね。私も励みます」
サキナとアクタは話しながら悪魔の森を進んでいるとブレイが何かを見つけたのか声をあげた。




