魔物
「イ、イタイィ。デモ、カエラナイ、ト」
紫色の体の魔物はゆっくりとサキナとオウガのもとに向かう。
「気持ち悪いやつね。私の剣で斬ってもすぐに再生するなんて」
「カエラナイ、ト。カエラナイ、ト」
紫色の体の魔物はひたすら帰らないとと言う。どこに帰らないといけないんだ?
「魔族なら帰る場所は違うよ。ここから進めば王都だし」
「オウト、ニ、ムカッテ、ル。オレ、ハ、イモウト、ニ、アワナイト」
「妹?魔族の妹か?まさか王都にしのびこんで......。オウガ様の手を煩わせる前に私が斬らねば!」
サキナは紫色の体をした魔物を何度も斬るがどれも致命には至らず、傷口が再生していく。
「イモウト、イモウトニ。カワイイ、イモウト。タキミ、ニ、アワナイ、ト」
タキミに会わないと?今タキミと言ったのか。この魔物。
「意味のわからんことばかり言って。私が今お前をバラバラに」
「待つんだ!サキナ。そいつはもしかしたら」
オウガは急いでサキナをとめる。オウガはそんなことを信用したくはなかったが。だがもし事実なら
「お前はまさかカナカか?」
オウガは紫色の体の魔物に聞くと紫色の体の男は一旦動きがとまる。
「カ、ナ、カ?ダレダ、ソレ。イヤ、オレハ、ソノ、コトバ。ナマエ?ヲ、キイタ、コト、アルヨウナ」
紫色の体の魔物、カナカ?はオウガに言うとカナカ?は動きがとまる。
やっぱりこいつはカナカなのか?でも何でこんな人間離れした姿に?
「だめだぜ。敵に惑わされちゃな。これだから弱い奴は面倒なんだぜ」
カナカ?の背後に現れた者、見た目は肌の色は紫色で目の色は緑色、髪の色は赤色の半袖短パンの魔族?だった。
「お前は誰だ?」
「俺様か?俺様は忘却のセクレト。そいつの記憶を操作しているんだ」
記憶を操作?そんなことできるわけ
「残念ながらできるんだよ。でも対象一人にしかできなくてね。この成れの果て君にはうまいこと王都を攻撃してもらおうと思ったんだけど俺様もまだまだ甘いな。こんな」
セクレトが喋っている時にサキナは斬りかかり、セクレトは簡単にサキナの攻撃を避ける。
「よしてくれよ。俺様戦闘能力はかいむだからさ。回避に全振りしてんのよ」
「黙れ。記憶を操作するとか意味のわからない魔法を使うお前は即刻斬るにかぎる」
「ふむ。このセクレトを斬るなどと、あまり妄言ははかないほうがよい」
セクレトは手を前に出すとカナカ?だと思われる魔物はサキナに襲いかかる。
「くっ!」
「こいつの記憶は俺様よませてもらったぜ。妹とやらがいるのも本当だぜ」




