第一王子
オウガはジガン第二王子と話している間に急に部屋に訪れた誰かがいた。
「ジガン!いれやがれ!いるんだろ!」
どんどんと勢いよくジガン第二王子の部屋のドアを殴っている。ジガン第二王子は頭に手を当てた後ため息をつき
「なんだ。兄上」
「早く入れろと言っているんだ!貴様、まさかまた冒険者の部屋の中に入れてないだろうな?」
「まさかまさか。なんのことですか?」
ジガン第二王子はオウガとガイに「どこかに隠れろ」と言うとオウガとガイはジガン第二王子の部屋に置いてある。クローゼットの中に隠れる。どうやらクローゼットの中はわざとからにしてあるらしい。
ジガン第二王子はオウガとガイが隠れたのを確認した後、兄である第一王子を部屋に入れた。
第一王子の見た目はとにかく体が太く頭に王冠をかぶって指には金色に光っている指輪をつけている。顔も太っている男っぽい顔してる。
「ドアの前でこの僕様を待たせるなど弟のくせに不敬であるぞ」
「すまないな兄上。私もなにぶん忙しくてね」
「忙しいわけないだろう?貴様はなんでもできるできた第二王子なんだからなぁ」
ジガン第二の兄である第一王子、名前はアラン第一王子に言う。
「この兄である僕様よりも貴様は仕事ができて部下にも信頼されているもんなぁ。僕様とは違って」
「なら兄上も部下に対する対応を変えればいいじゃありませんか」
「は?なんで僕様があんな下民の集まりなんかに頭を下げないとダメなんだ?」
「なら兄上を慕う貴族の方々と仲良くしていればいいじゃないですか」
ジガン第二王子は呆れながらアラン第一王子に言う。この時間はどうやらジガン第二王子にとっては苦痛の時間らしい。
「仲良くしているよぉ。僕様の価値をわかる貴族とはね。その貴族から情報をもらったんだよ。ジガン。お前が低俗な冒険者と仲良くしてるってな」
「へぇ。兄上そんな情報屋を雇っている貴族の仲良しなんていたんだ」
「ああ。最近仲良くなってなぁ。僕様に尽くすいい貴族さ。僕様の意見を肯定し、さらに助言までしてくれる。お前やパパとは大違いだよ」
アラン第一王子はディスナイ王のことを言うとジガン第二王子は軽く笑う。
「父上がおかしいことに関しては同意見だ。で?要件はそれだけ?それなら早く出て行ってくれないか?」
「......可愛いくない弟だよほんとお前は。まぁいい。僕様に嘘をついていることはわかっている。いずれ後悔させてやる」
「はいはい。わかったから早く行って」
ジガン第二王子はアラン第一王子に言うとアラン第一王子は部屋に置いてある椅子を蹴った後、部屋から出て行った。




