ギルドマスター
オウガはサキナに案内され、僕のギルドとして作られた建物に向かうとかなりでかかった。
あれぇ?おかしいな。僕新米のギルドマスターよ?なんでこんなでかいギルド?一階だけでいいのに二階もあるんだけど。
「どうですかオウガ様。王国随一の建築士にたのんで私がつくらせました。オウガ様に恥のないように」
え?サキナがつくらせたの?王様からギルドの建物をつくらせるとは聞いたけど。
「サキナ。主人をあまり困らせてはいけませんよ」
オウガのために作られたというギルドから赤い和服を着た女性がゆっくりと近づいてくる。彼女の名前は
「アキカ。君もこのギルドに?」
「もちろんですよ。私は主人の為に戦いますから」
いや自分のために戦って。僕のことは気にせず。
アキカ・サトリ。この子もパルガイアーのS級冒険者。英雄級に近いと言われた六人のうちの一人だ。
「アキカ。君はいらないよ。オウガ様にはわたしがついてる」
「あらあら。それはこちらのセリフです。サキナさんこそパルガイアーで一生奴隷のように働いたらいいですよ。主人は私を必要としていますのであなたは必要ありません」
サキナとアキカは睨みあいながら言う。喧嘩はやめてほしいな。
サキナとアキカが睨んでいる間に僕のところにパルガイアーの受付嬢がやってくる。
「オウガ様。ここにおられましたか。あなた様に依頼です。英雄級たるあなたに」
やめて英雄級とか言うの。僕そんな強くないから。でも依頼は嬉しいからとりあえず話を聞こう。
「内容を教えてください」
「はい。内容はS級魔物、ゴーストの討伐です」
ゴースト。低級魔物のはずだがなんでS級扱いに?
「おい待て受付嬢。低級魔物のゴーストがなぜS級扱いに?」
「それについては私の口からは。ただギルドマスターがオウガ様達に行って欲しいと」
パルガイアーのマスターが?低級魔物の討伐に僕を?どうせ僕をもちあげる為にゴーストでもS級判定したわけでしょ。うんうん。十分ありえる。
「わかったよ。その依頼受けるね」
「ありがとうございます。それでは私がギルドマスターの方に」
「待て」
パルガイアーの受付嬢にサキナが言うとサキナは受付嬢に近づき
「オウガ様が行くまでもない。その依頼、私が受けよう」
「え、で、でもギルドマスターはオウガ様に受けてほしいと」
「このS級冒険者の私では不満だと言うのか?」
「い、いえ!そんなことは。では私の方からギルドマスターに連絡しておきます」
「そうしてください。場所は悪魔の森ですか。わかりました」
サキナは依頼の確認をした後オウガのギルドから出て行った。




