ギルド アクレウス
「待て待て。俺様が奴らが不利な証拠を集めるまで待て」
トウズは二人に言った後、オウガが
「今回はトウズに任せようか二人とも。アクレウスが僕らを狙っていることを教えてくれんだしさ」
オウガは言うとサキナとアキカは黙り、トウズは頷きながら
「流石は英雄級冒険者。この二人を納得させるとは流石だ」
「いやいや。そんなことないよ。二人は僕の言うこと大体聞いてくれるし。聞きすぎて逆に怖いくらいだよ」
オウガはトウズに言うとサキナとアキカは笑っていた。何が面白いんだろうかあの二人は。オウガは真面目に言ったのに。
「まぁトウズ。任せるから上手くやってね」
「ああ。まかせろ。俺様が上手いことしといてやる」
トウズはギルドから出ていき、オウガはトウズを見送った。
トウズがレジェンドブレイズからでて大体数分後王都の裏通りを通っている時
「おい。わざわざこんな裏通り使ってやったんだ。つけてるやつ。出てこい」
トウズが言った瞬間、トウズの背後から二人の男が現れた。
「どうもどうも。拙者はアキジロウ。そしてこやつは」
「......モウル。悪いけど死んでもらう」
アキジロウとモウルと名乗った男は身構える。アキジロウは両手にナイフを持ち、モウルは片手に小太刀を持っていた。
「俺様もなめられたもんだ。お前ら二人如きに俺様をやれると判断した奴らもな。どこの所属だ?」
「教えるわけないだろう。何も知らずに死ね」
アキジロウは両手のナイフでトウズに斬りかかるとトウズはアキジロウの攻撃を避けた後、顔面にラリアットをくらわせる。
「うがっ」
「お前らがどれほど強いかは知らんがギルドマスターに必要なもの。それは実力と信頼だ。S級冒険者にはなってないとギルドマスターにはなれん」
トウズは攻撃をくらったアキジロウのナイフを奪いとり、両手、両足を逃げられないように刺した。
「ぐぁぁぁぁ!」
「ほらどうした?俺様は引退した冒険者だぞ。まぁ貴様らのような愚か者がいるから訓練は欠かしてないがな」
トウズはアキジロウ、モウルに言うとモウルはトウズの前から消える。
「俺様の前から消えるとはなかなかいい度胸だ。逃亡するなら許したがそのような行動でもないみたいだな」
トウズは一度深呼吸した後、背後に拳を突き出すとそこにモウルが現れた。
「......な、んで」
「なんでだと?簡単な話だ。殺気がダダ漏れなんだよ。だから簡単に勘づかれる」
トウズはモウルに言った後、トウズの拳を腹にくらったモウルは地面に倒れた。