誘いの洞窟 2
「ま、まさか、わしがこんなところで果てようとは。お前のこのナイフは呪いが付与されていてわしでも耐性をつけられぬ。しかもこれは魔獣特化のナイフ。わしはこれを一撃でももらえば確実に死ぬ。だからくらいたくらなかったが」
コオヅキは口から大量に吐血しはじめ顔色がだんだん悪くなっていく。
「わ、わしがこんな、ところで。魔王様、申し訳、ありま、せん」
コオヅキはその言葉を最後に動かなくなり、コオヅキより背後から見ていた魔獣達は一斉に洞窟の奥に逃げていく。
「これでしばらくは大丈夫じゃないでしょうか。魔獣が生息はしていますがもしもまだ我々人間に危害をくわえるなら討伐しましょう」
メランはオウガとミィナに言うとミィナは手を前に出すと逃げていく魔獣達に向けて魔法を放つ。
「な、何をしているんですか!」
メランは慌てながらミィナに言う。
「何って殲滅よ。何かおかしいことしてる?」
「い、いや敵はもう逃げたんだからいいじゃないか」
メランがミィナに言うとミィナはじっとメランを睨み
「ミィナはね。不甲斐ないと思ってるの。お兄ちゃんの手を煩わせたし、お兄ちゃんにそこの魔族を倒してもらったのも。ミィナは強いのは自覚してる。でも慕っているお兄ちゃんに無様なとこを見せたからミィナは怒ってる。だから」
ミィナは手を前に出し、他の魔獣を討伐しようとするとオウガは
「ミィナ。無益な殺しはやめてって。僕はあの日言ったはずだよ」
「お兄ちゃん。とめないで。ミィナ、いや私は怒ってるの」
ミィナは怒りの目をオウガに向けるとオウガはミィナに近づき肩を掴む。
「ミィナ。僕は君が昔に戻るほうが嫌だよ。君は可愛い妹で強い魔法使いでいてくれ。頼むよ」
オウガはミィナに言うとミィナは手を前に出すのをやめ
「わかった。ミィナはお兄ちゃんを苦しめるのは本意じゃない。じゃタキミのお兄ちゃんを探そう」
「そ、そうだった。カナカを探さないとね」
オウガはミィナに言われた後に言うとメランはミィナを睨みながら
「あんたは確かにイカれてる。マスターがおかしいって言ってたのに間違いはなかった」
「ミィナがおかしい?まぁそれでもいいよ。ミィナはみんなに理解されたいわけじゃない」
ミィナはメランを睨みながら言った後、メランは一人で先にどこかに行ってしまう。
「メランくん!」
「お兄ちゃん。あの子は冒険者に向いてない。なんでA級冒険者になれたのかってくらい。実力はあるかもだけどあれじゃだめだよ」
ミィナは去っていくメランに対しオウガに行った後、オウガもメランを追わず、カナカを探すことにした。




