オウガの武器
オウガは誘いの洞窟に行く前にミィナとメランをギルドにおいて、ある場所に向かっていた。
「おやっさん。いる?」
「いるに決まってんだろばか!ここは俺の店だぞばか!」
オウガが行く前に寄った店は鍛冶屋、マルスの鍛治工房だ。オウガがおやっさんと呼んだ中年くらいの禿げたおじさん。名前はマルスといい、その人が一人で経営している。
「おやっさんの武器見に来たのにバカはないでしょ」
「うるせぇやい。お前ぐらいしか俺の店で武器買わねえだろばか。売れ残りとか狙ってんだろうがい。このバカ」
マルスは大体最後にバカという言葉をつける。オウガはバカと言われても適当にながす。マルスの口癖と思っているからだ。
「それで?今日は何しにきたんでいバカ」
「今日はね誘いの洞窟に行くからまた武器を買おうと思って。おやっさんの武器はすごくいいから」
「へ。褒められても何にも出ないでバカ。こいつくれぇしかな」
マルスはオウガに何かを投げつけ、オウガはそれを受け取るとその武器をみる。
「これは、ナイフかい?」
「そうでぇ。俺が作った武器。魔獣狩りのナイフでぇ。魔獣ならなんでも斬れるぞバカ」
魔獣ならなんでも斬れるナイフか。めっちゃいい武器やん。
「じゃこれ買ってくよ。お代は?」
「いらねぇよバカやろ。それも在庫のあまりだバカ」
あまりをおしつけてくるのは何故だろうか。ま、ただで武器もらえるならいいか。
「それじゃもらってくね。ありがとう」
「けっ!また来てもかまわねぇぜバカ」
マルスはオウガに言った後、オウガはマルスの工房をでてギルドに戻った。
オウガがマルスの工房から出た後、別の客がマルスの工房に来ていた。
「大将。今日は売れてる?」
「馬鹿野郎。俺ぁ本物ってやつにしか武器は売らねえ」
マルスは工房に来た客に言うと男は
「全く。大将。あんたも変わった男だねぇ。あんたの持つ武器には全部呪いが付与されんのに」
「けっ!そんなこたぁしらねぇよ。それでも使えない奴がだめなんでばか。オウガの野郎は俺の武器を扱える。呪いって奴が本当に付与されていようがなばか。あのゴブリンスレイヤーを使って生きていたくらいだからな。俺のうつゴブリンスレイヤーは装備している奴に強力なゴブリンを引き寄せちまってたからな」
マルスの武器はなぜかつくると武器に呪いが付与されている。その理由はいまだに原因がわかっていない。
「お前に売る武器はねぇ。だから帰りなバカ」
「まぁまぁそんなこと言わずに。僕がこの工房のお金出してるんだからさ。大将」
男はマルスに言うとマルスは嫌そうな顔を男に向けていた。




