嫉妬の能力
「本当に面倒くさいな!」
「適応は違うんだよ!メイスの棘はメイスが妬ましいと感じるほどにその相手に適したものへと変わる。そして威力はメイスが感じた妬みの強さ分上がる」
「適応じゃないか。それに攻撃力が上がるときたらますますその棘を受けるわけにはいかないな!」
ガイは瞬時に棘のない部分を殴る。
「ぐうっ!」
「棘のない部分を殴ればいい。ただそれだけよ」
「いちいち嫉妬するような強さを見せてくるじゃないか。だんだん腹が立ってきたよ」
メイスはガイに言うと手のひらに棘を生やしながらガイに突っ込んでくる。メイスは近づきながらも地面から棘を生やし、ガイの動きを鈍らせる。
「っ!っ!」
「嫉妬するほど強いお前でもメイスの手数の多さに身動きはとれないだろう」
メイスはガイの近距離に近づいた瞬間、ガイに向けて手のひらの棘を近距離でくらわせる。ガイは腹部に棘をもろにくらったが刺された腕を掴む。
「なっ。メイスに触るな!」
「うる、さいよ。こっから、ぼこぼこに、してやる。絶対、はなさない、からな」
ガイはそう言った後メイスの顔めがけて大量に吐血する。
「あぁぁぁ!メイスの目が!目が!」
「はぁ、はぁ。うる、さいよ。まずは」
ガイはメイスの顔めがけて思いっきり頭突きをくらわせる。
「う、がぁ!」
ガイの頭突きはメイスの鼻の骨をへし折りメイスはまさに死の危機感を感じる。
「メ、メイスが、こ、こんな、ところ、で」
メイスが息絶え絶えになりながらもガイはメイスの顔に頭突きをくらわせる。気絶していても続け、完全に動かなくなったあとガイはメイスを地面に下ろし、メイスの手から棘を抜きとり、メイスの胸部に深く刺した。
メイスにとどめを刺したあとガイはゆっくり立ち上がるがかなりギリギリの状態だった。ガイ自身最後にくらった棘が深々と刺さっておりもう自分はダメだという確信があった。
「ガイも、ここ、までか。嫉妬のメイス、悪人にしてはかなり、強かった。なんせ、ガイが死を覚悟しないと、ダメなほど、だからな。マスター、師匠。弱くて、すいません。俺は、ここ、までです。後のことは頼み、ます」
ガイもその言葉を最後に地面に倒れそのまま動かなくなる。ガイは最後シルナの遺体にまで近づいた後に息をひきとり、嫉妬のメイスがいた空間は生き残りがいなかった。




