強欲
オウガが怠惰を殺した頃、サキナとアキカは同じ空間に転移していた。
「まさかオウガ様より先にあんたと合流するとはね」
「こちらのセリフやわぁ。それよりあんた随分ボロボロやなぁ。主人に迷惑かけんといてやぁ」
「オウガ様に迷惑をかける気などさらさらないわ」
サキナはアキカに言うと二人が転移した空間に拍手がひびく。
「いいねいいね。女が二人たぁやりがいがある」
二人の前に急に現れたのは背中に四本の羽根が生え、口が虫先端?みたいなような口をした謎の魔族だった。
「誰あんた。気持ち悪い顔して。斬るわよ」
サキナは剣をかまえながら言うと魔族は笑い
「いきなり斬るなんてこわいこわい。でもその強気。欲しいなぁ。私は強欲のゼブルバブルと言います。以後お見知りおきを」
ゼブルバブルは名乗るとサキナは剣を抜き、瞬時にゼブルバブルを斬りにかかる。ゼブルバブルはサキナの剣を素手でうけとめた。
「何!?」
「なんですか?私があなた如きの剣をうけとめられないと?この強欲をなめてもらっては困りますなぁ」
ゼブルバブルは剣を奪いとり、サキナの顔面を殴る。
「っぐ!」
「かっかっか!女の綺麗な顔を殴るのはとても気分がいい!」
「気持ち悪いやつね。私の剣かえしなさいよ」
サキナはゼブルバブルに言うとゼブルバブルはにやにやしながら
「かえせと言われたらかえしたくなくなりますなぁ」
ゼブルバブルは剣を腕の先に取り込みサキナの剣はゼブルバブルの一部となる。
「な、私の剣を」
「これこそ私が魔王様より頂いた強欲の能力!あなた方の所有物は私の強欲のままにいただきますよ!」
ゼブルバブルはサキナから奪った剣でサキナに斬りかかるとサキナはゼブルバブルの攻撃を避ける。サキナが攻撃を避けた後アキカが鉄扇を開きゼブルバブルの動きを拘束した。
「おや?これは」
「私からは奪いとれるとは思わないでほしいわぁ」
アキカは鉄扇を閉じるとゼブルバブルの両腕が地面に落ちる。
「ありゃ」
「へぇ。両腕落としたのに驚かないなんて流石ね。七体の大罪魔族。さすがといっておこうかしらぁ」
「別にぃ。腕は飾りみたいなもんだからさぁ」
ゼブルバブルはアキカに一瞬に近づくとアキカの鉄扇にきられた腕で触れようとする。アキカはそれをかわした後鉄扇に隠してある道具でまたゼブルバブルを拘束した。
「ありゃ」
「無駄ですわぁ。あなた如きが私に触れるなど」
「できるんだよなぁ。それが」
ゼブルバブルは切断された腕をアキカに向けると切断面から腕が生えアキカはそれを咄嗟に鉄扇に触れる前に何かで防いだ。




