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英雄級冒険者、ギルドマスターになる〜僕の実力は弱いのにギルドのみんなが過大評価している〜  作者: アークマ
魔界編

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マストレード 2

 マストレードがカワセグと過ごし数年、マストレードはカワセグのおかげでまっとうな冒険者になり、カワセグはS級冒険者の剣士の中で剣聖と呼ばれるようになっていた。剣聖はディスナイ王国の為に尽くす。それが剣聖だ。思えばカワセグとの生活が激変したのはカワセグが剣聖の称号を王族からもらった後からだっただろうか。カワセグはなぜかひにひに痩せていき、さらにはうなされるように眠ることが多くなった。

 そしてカワセグが剣聖となり数ヶ月後、マストレードはその日冒険者としての依頼を受け、家から出かける時カワセグに


「マストレード。お前は剣聖になれるほど成長した。おそらく俺なんてとうに超えている。だがお前に一つ言っておくことがある」

「なんだよ急に。我輩はカワセグよりは強くはないぞ。カワセグは戦いが上手いではないか。我輩はカワセグのそんなところを尊敬しているしまだまだ学びたいと思っている」

「あ、あはは。そんなこと言ってくれて嬉しいよ。俺もまだまだお前には剣を......。いや、お前はそのままでいてくれ。今日も無事に帰ってくるんだよ」


 マストレードは首を傾げ、その日はなんでカワセグがそんなことを言うのかわからなかったがカワセグの言葉に頷いた後、依頼を受けに向かう。この日ほどマストレードは後悔した日はない。依頼を終わらせ家に戻るとそこにはカワセグではなく別の人がなぜか家におり、マストレードにとってはうけいれがたいことを淡々と言った。

 剣聖カワセグはお亡くなりになられました、と。


「カワセグが死んだ?ありえない!カワセグは我輩よりつよ」

「事実は事実です。そして剣聖が亡くなられた今新たな剣聖をたてねばなりません。それは剣士マストレード。あなたです。カワセグはいつもあなたのことを話されておりあなたを自慢しておりました。次期剣聖として申し分ないことはわかっています」


 カワセグの死を伝えに来た男はマストレードに言うと男の話をマストレードは受けた。こうしてマストレードは剣聖のあることを知るまでは剣聖としてディスナイ王国の為に剣をふるい続けた。そして剣聖としての闇の部分を知ってからマストレードはあることをし、剣聖の地位を剥奪され、さらには剣聖をつくることをディスナイ王国はやめた。


「我輩は剣士として生きる。剣聖は、剣聖は呪いのようなもの。あんなものは剣聖ではない。王国の為に生きる、それにしばられるの為なんて二度とごめんだ」


 マストレードはサキナと戦いながら王都にいた頃のことを思い出していた。

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