マストレード
マストレードは最初はどこにでもいるような冒険者だった。武器は最初の頃は剣を使わず、武器といった武器も持っていなかった。田舎暮らしで剣なんて買う金もなかった。毎日生きていくことに必死で冒険者にもなんとかなれたが最初は荷物持ちとしてしか使われていなかった。だがそんな彼はある依頼を受けた際、仲間がほぼ魔物に殺され生きていた冒険者は武器を捨て逃げた。ボロボロの木刀だったがマストレードはその木刀で仲間の冒険者達を殺した魔物を圧倒した。
他の冒険者がかけつけたところそこはもう魔物が原型をとどめずに死んでおり、その上にマストレードは立っていた。
「これはなかなか凄いものだな」
そこにかけつけた冒険者の一人、男のみためは腰に剣を三つ装備しており、顔の頬の方には魔物にひっかかれたような傷痕があった。
「お主は誰だ?」
「人に名前を聞く時は自分から名乗るもんだぜ」
「我輩はマストレード。荷物持ちです」
マストレードは男に名乗ると男は腹を抱えて笑う。
「面白い冗談を言うものだ。お前木刀で魔物を討伐してそんなやつが冒険者ではなく荷物持ちだと?」
「正確に言えばまだ冒険者ランクがない荷物持ちだ。冒険者になろうとしたらギルドマスターにダメと言われ荷物持ちなら許可すると言われた」
「あー。悪かった。確かに今のギルマスじゃそう言うだろうな。よし!俺はお前が気に入ったからお前を弟子にする」
男はマストレードに手を出すとマストレードは男の手を握る。
「俺の名はカワセグ。カワセグ・ミツだ」
「我輩はマストレードだ」
「我輩とかなかなか強気なやつだな。なお気に入った!」
カワセグと名乗った男はマストレードに言った後、マストレードと共にギルドに戻った。
カワセグは剣士としてはかなり強い方であり剣聖にもっとも近いと呼ばれS級冒険者筆頭とも呼ばれていた。マストレードはカワセグに拾われてから剣を教えてもらいみるみるうちに成長した。
「マストレード。お前はかなり成長性がある。それも剣のだ。まぁ俺自身剣以外は使えないんだがな。あははは!」
カワセグは笑いながら言うとマストレードに言うとマストレードはカワセグに頭を下げる。
「我輩はカワセグに感謝している。お主がいなければ我輩は荷物持ちで人生を終えていたかもしれんし自分に剣の才能があるとは思えなんだ」
「感謝している奴の態度とは思えないけどまぁいいや。お前は本当に教えがいがあるしな!あははは」
カワセグは大笑いするとマストレードもカワセグの方を見て笑っていた。




