ギルド 2
「あんなやつをS級冒険者にするなんて王様はどう思うかな」
サキナはトウズに言うとトウズは頭をかき
「耳がいてぇがあいつの実力はS級並み。それだけは保証する。性格はどうにか治すしかないな」
トウズはサキナに言った後次はオウガに近づき
「今日は何しにきたんだ?俺様が頼んだ依頼はもう終わったのか?」
「うん。ゴースト退治終わったよ。いやー。どの程度の依頼かわからなかったけどまさか魔族が出てくるなんて思わなかったよ」
オウガはトウズに言うとトウズは驚いた顔で
「......は?魔族?」
「うん。魔族。え?なんかおかしいこと言った?僕」
「い、いやすまない。俺様でも理解が追いつかなくてな。魔王は今力を蓄えているという情報は知ってはいるが魔族が王都の近く、悪魔の森に潜んでいたなんて気づかなかったぞ。流石は英雄級だな」
トウズは驚きながらもオウガに言うがオウガもトウズの話を聞いて「え?」となる。そこにサキナがわってはいり
「そう。オウガ様は素晴らしいんです。だから皆さん。オウガ様を崇めなさい、崇拝しなさい。そして心酔してオウガ様のために働きなさない。パルガイアーの冒険者達」
サキナの言葉にトウズは呆れながら
「これ以上引き抜きはやめてくれ。うちはS級冒険者が最低でも五人はいてほしいし足りない人数分はバルカンを含めて二人もA級からあげたんだからな」
トウズはサキナに言った後オウガはとりあえずトウズに頼まれた依頼の報告をし、書類を出した後、オウガがギルドマスターのギルドに戻る。
「お!オウガ様!おかえりっす!」
「ブレイ君。君もこちら側に来たのかい?」
「もちろんっすよ!自分サキナ師匠の唯一の弟子なんで!自分B級っすからパルガイアーのギルドマスターには止められなかったっすよ!師匠とアキカさんは泣きながらとめられてたらしいっすけど」
オウガはサキナとアキカを見ると二人は
「私はオウガ様に尽くすと誓いましたのでなんと言われようとやめました」
「私もやわ。私はもう主人の為に動くと決めましたので」
オウガは二人の言葉を聞いて嬉しくもあったけど同時に不安にもかられていた。自分の実力は二人よりもかなり弱いからバレたらどうなるんだろうかと。いやバレてるんじゃないのか?
「あ、ありがと。二人が来てくれて僕も嬉しいよ。S級冒険者で英雄級に近い二人がいるとなれば僕のギルドも盛り上がるからさ」
「オウガ様がいる時点で盛り上がってますよ。でもそうですね。このギルド、名前を決めてないので決めましょうか」




