クランス 2
クランス・イヤー。彼はオウガとミィナによって人生を狂わされるまでは自分にいい人生を歩んでいた。クランスは幼少時、母親が父親を殺すところを見る。父親はクズ中のクズで働かず、家でニートとしてすごしていた。そんなクランスの父親は母親に収入が低ければ暴力が喚き散らすくらいのことをしていた。毎日酒がなければ母親を殴り、クランスは母親がいない時、父親の機嫌が悪ければ暴力をふるわれる。そんな人生だった。
そんなある日、母親に限界がきて、母親は父親がのんきに寝ている隙にナイフで体を滅多刺しにした。
「ごめんね。ごめんねクランス」
母親はクランスのことも殺そうとしたがクランスは父親が殺される姿を見て高揚感を感じていた。そして母親に殺される前に母親のナイフを奪いとり、母親の腹部を突き刺した。母親を指した後ナイフを持ってクランスは自分の住んでいたボロい家から出た。そして若い時は路地裏でホームレスをし、生きるためなら何でもやった。
「あんたが子供の殺し屋かい?」
「殺し屋?違う。私は暗殺者だよ」
クランスは若い頃から人を殺す仕事を何個もうけおい、恨みをもつものから幾度となく狙われていた。クランスはそんな自分の命を狙う奴らをも殺し、高揚感にひたっていた。
ああ。殺しとは何と美しく何と最高なのだろう、と。
そんなクランスが冒険者ギルド パルガイアーと並びに裏で存在していた暗殺者ギルドに所属するのも当たり前だった。クランスは暗殺者ギルドで殺しの依頼をたくさん受け、たくさんの人を殺した。善人、悪人と問わず。そして同じギルドの仲間でも使えないやつなら殺し、数年後、クランスが中年のいい感じの大人になる頃には暗殺者ギルドのギルドマスターを殺し、ギルドマスターの座を奪った。死に際に暗殺者ギルドのギルドマスターはクランスに言う。
「貴様、クランス。このようなことをして、いい死に方を、できると、思うなよ」
「いい死に方?私の死に方は私が決める。あなたのように無様に死ぬことはありませんよ。もと暗殺者のギルドマスターさん」
こうして暗殺者ギルドのギルドマスターになったクランスは路地裏にいる子供や施設にいた子どもを買い、一流の暗殺者へと育てた。才能がないものははじき、もといたギルドの暗殺者で邪魔をするようなやつは即刻殺した。そうしてクランスは暗殺者ギルドをより強いギルドへと変えた。数年続いたクランスの暗殺者ギルドだがそれはミィナとオウガによってクランスは全力で戦えなくなり、復讐しようと魔族と手を組んだが最期はこうやって哀れに灰になり死ぬのだった。




