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好きな男性との関係性は、出会った時と今では完全に変わる!

作者: 七瀬





”好きな男性との関係性は、出会った時と今では完全に変わる!”



私は彼を好きになった頃、凄く彼にときめいていた事をよく憶えている。

ただ彼と目が合っただけで、彼に少し触れただけで、心臓がドキドキ!

あの頃の私の想いはこの先も変わらないと信じていた。



・・・でも? 

今の彼は、“直ぐに嘘をつくし、頼りないし、何より彼にときめかない!“

好きは好きなのだろうけど?

あの頃のように私は彼に対してドキドキしないのだ。

彼と目が合っても何にも感じないし、私の手が彼の体に触れても

何にも感じない。

彼は私と目が合うと? 直ぐに私にキスしてこようとするのだけど、

私はそれが嫌で、物凄く嫌がると彼は私にキスするのをやめる。



どんなカップルでもそうなのだろうが、、、。

付き合いたての恋人同士は、初々しいというか、、、?

彼が何をしても可愛いと想い、何でも私は彼を許してしまっていた。

彼のする一つ一つが何もかも新鮮で、私は心底彼を好きなど想ったものだ。



・・・でも今は?

彼の一つ一つの行動や言葉にイライラする。

どうせ適当な事を私に言って、都合のいいように私を扱うのだろうと思って

しまっている私がいる!

いちいち面倒くさいし、彼の小言にイラつく私。

付き合初めの時であれば、私は彼を直ぐに許していた事も、今は大したこと

じゃなくてもどうしても許せなくなる!

“別に嫌いじゃないんだけど、なんでココまで腹が立つのだろう?”



『お前さ、なんで今日! 起こしてくれないんだよ!』

『目覚ましかければいいじゃん! それに私はお前って名前じゃないし!”』

『こう言えばああいう、ああ言えばこう言う!』

『”朝からムカつかないでよ! こっちまでイライラするじゃない!』

『時間がないんだよ、俺は急いでるんだ!』

『じゃあ、もう行きなさいよ! 時間がないんでしょ!』

『”朝飯食ってないだろう!”』

『外で食べればいいじゃない! 時間がないのになんで家で食べていくのよ!』

『それはいいから、早く朝飯出せよ!』

『ほら、卵かけごはんでいいわよね。』

『ちゃんと朝飯ぐらい作れよ。』

『食べないならいいわ、早く行きなさいよ!』

『・・・わ、分かった、食べるよ。』

『いちいち、うるさいわね!』

『・・・・・・』






・・・出会った頃は、なんでも私がする事は彼は褒めてくれたのに。

卵かけごはんだって、彼は美味しそうに食べてくれたわ。

”この卵かけごはんは、世界一美味しい卵かけごはんだよ。”

私はその言葉が嬉しくて、毎日朝は卵かけごはんだった事もあるぐらい。

それでも彼は毎日美味しそうに食べてくれたのに。

時間と共に彼は、”もう当分、卵かけごはんは食べたくない” と言い出した。

一生分の卵かけごはんを食べたから、残りの人生はもう卵かけごはんは食べ

たくないのだと。

あんなに嬉しそうに食べてくれたじゃない。

それがもう食べたくないなんて酷いよ。




私達の関係性は随分と変わってしまったのかもしれない。

もう彼と出会った頃の様には戻れないのかな?

今の彼との関係性は? ”ダラダラと時間を重ねてお互い慣れ合ってる

感じがしているの。”

ただ私の彼への気持ちはあまり変わっていない。

きっと彼は私への愛の形が変わったかもしれないけど、、、?

”私はやっぱり彼が好きみたい。”

でもやっぱり、彼も私と同じなら嬉しいな。

彼は少し私に飽きているようにも感じる。

私に平気で噓をつくのも、”他の女の子と仲良くしたいからなのだろう。”

それでも私の事を彼の頭の片隅に少しでも居るならそれでいいと私は思う

ようになった。


”好きな男性との関係性は、出会った時と今では完全に変わる!”



それでも私はこの先も彼と一緒に居たいわ。

それが分かってるだけでも私はラッキーなのかもしれない!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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