キリスホッパー
キリスホッパーお気に入りのキャラなんですけど、名前のセンスが終わってました。
(キリギリス×グラスホッパー)
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名前 キリスホッパー モンスターランク:D
性別 男 Lv.77
体力 506
魔力 684
筋力 571
耐力 574
敏捷 486
総合 2921
SP 76
スキル
情報
・東京都立川市エリアのボス。
・魔神軍の准尉。
・少尉以上の階級の魔族に従う。
・基本的に、両手の刃と、触覚刃を使い対象を切り刻む。
・プレイヤーのキル数:2508
・プレイヤーによるキル数:0
・1時間前、『グレイスパイダー』をキル。
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「……は?」
何だこのステータス。それに、こいつは人間じゃなくてモンスターだ。それが、人語を解している。
(ふざけんなよっ!どうやってーーーー)
優が心の中で悪態をついた次の瞬間、キリスホッパーの右手がブレた。
「っ!?」
優は即座に後ろに飛び退いて回避したーーーーが、避けきれずに左脇腹を薄くに切り裂かれた。
(痛っ……クッソ……!)
キリスホッパーの方へと向くと、『天壊の太刀』を構える。
(何で他のエリアのボスがこんなところに……!?いや、今はそれよりも、どうやって切り抜けるかだ……『天壊の太刀』の修練度は3%で、その補正も含めると俺の〝敏捷〟は429……!あいつの敏捷は486だ、せめて速度で勝たないと死ぬ!)
ただでさえ左腕をまともに使えないのだ。唯一、『天壊の太刀』の補正を含めれば〝筋力〟だけはキリスホッパーの〝耐力〟を超えているが、他のステータスでは負けている。
(【加速】を取得しておくべきかもな)
「ソノカタナ、オモシロイナ。ゼヒトモホシイトコロダ」
キリスホッパーは『天壊の太刀』を見ると、興味深そうに言った。
「生憎、これは俺専用なんでな……」
話に応じつつ、右手で画面を操作する。そして、【加速】のスキル詳細の説明欄に目を通した時ーーーー
「ドコヲミテイル?」
キリスホッパーは一瞬で距離を詰め、右手を振るってきた。
「!!ーーがぁっ!」
直様『天壊の太刀』で防御するが、右肩に浅い裂傷を負う。
「クソッ!!」
納刀状態の『天壊の太刀』を振るうが、キリスホッパーが体を横に動かすだけで簡単に避けられてしまう。
キリスホッパーはお返しとばかりに、今度は左手を優の頭目掛けて突き出してきた。
「ッ!!」
顔を一個分横に動かし躱すが、右頬に僅かに切り傷ができ、血が滲む。
「キリキリィ……ナカナカノハンノウ、サイクロプスヲコロシタノハ、オマエダナ?」
「どうだろうなぁっ!」
キリスホッパーの問いに答えず、納刀状態の『天壊の太刀』を横薙ぎに振るう。
「キリィ!」
キリスホッパーは『天壊の太刀』を屈んで避けると、左足を優の腹部に突き出してきた。
「!!」
優はなんとか『天壊の太刀』で防御する。
ギィィィィッ!!
金属と金属がぶつかり合うような音がして、優は後方へ吹き飛ばされた。
「ぁッ!」
雑居ビルの柱に叩きつけられ、衝撃に息が止まる。
(クソッ、やっぱりステータスの差がありすぎる!)
口の中にあった鉄の味を吐き捨てると、優は立ち上がり、急いで画面を操作する。
(早く、早く早く!!ーーーあった!これだ!)
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【加速Lv.1】
スキルレベル×1分の間、〝敏捷〟をスキルレベル×15%強化する(装備や魔法により強化された値は含めない)。
取得時の消費SPは15です。取得しますか? はい/いいえ
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(『はい』だ!早くっ!)
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【加速Lv.1】を取得しました。
SPが15消費されました。
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「よしっ!」
思わず声を上げた。すると、近づいてきたキリスホッパーが反応した。
「ナニカ、ウレシイコ、トデモアッタノカ?」
「ははっ、そうだな。」
そう答え、『天壊の太刀』を鞘から抜く。
(よしーーーー【加速】)
心の中でそう呟き駆け出すと、自身の体が確かに加速していることに気がついた。
(これは、いけるっ!)
キリスホッパーの背後に周り、『天壊の太刀』を振るう。
「キリィッ!?」
キリスホッパーも当然手の剣で防ごうとするが、間に合わず袈裟に斬られる。
ギィィィン!
金属と金属がぶつかり合う音がして、キリスホッパーの体が大きく仰反る。
(なんだ今の音!?こいつの体、金属出てきてんのか!?)
驚愕しつつも、『天壊の太刀』を再び振るう。
ガギィ!
「グッ……ナカナカニ、ヤルナ」
「お前のその体、金属でできてんのか?」
そう問いつつも、『天壊の太刀』を振るっていく。
『天壊の太刀』がキリスホッパーの体にぶつかるたび、ギィィン!と言う音が響き続ける。
「いい加減に、しろっ!」
【加速】の効果終了まで残り40秒ということに焦り、力任せに『天壊の太刀』を振るう。
するとーーーー
バギィィィン!!
何かが折れるような音とともに、キリスホッパーの体が鮮血が散った。
「キリィッ!?」
キリスホッパーは悲鳴のような声をあげる。
「ははっ、どうだ?」
「……コロス」
キリスホッパーがそう言った瞬間、キリスホッパーは頭を大きく振った。
(ッ!?)
「ぐっーーーーあぁッ!?」
次の瞬間、優の左胸が切り裂かれた。
次話は19時投稿予定です。




