レベル上げ 2
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初めてE級モンスター:グレイスパイダーを討伐しました。
SPが20与えられます。
ミッション:曹長殺し を達成しました。
達成報酬:敏捷+15
レベルアップしました。
称号【黒と白の混濁者】の効果により、SPを6獲得しました。
『天壊の太刀』の修練度が上昇しました。
基本補正:筋力+260(10↑)
敏捷+110(10↑)
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「……思ったよりSPを貰えたな。それに、修練度も上がったみたいだ」
SPが20も貰えた。まあ、グレイスパイダーの強さから考えれば、妥当なのかもしれない。
そして、修練度の変化。修練度の方は、後で確認してみよう。
(まずはレベルアップの方を確認しておくか。〝ステータス〟)
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名前 天上 優 〝ボス〟討伐回数:1
性別 男 Lv.32
称号 黒と白の混濁者
効果 獲得時、体力、筋力、耐性、敏捷を5倍にする。又、レベルUP時の全ステータスの上昇値と獲得SPを2倍にする。
称号 対魔の解放者
効果 魔族に対する攻撃+15%
何処にいても、ボスに認知・敵視される。
体力 379(12↑)
魔力 107(12↑)
筋力 352(12↑)
耐力 437(12↑)
敏捷 279(27↑)
総合 1574(75↑)
SP 34
スキル
固有 【世界を渡る者】
【強化解析】
【弁慶の加護】
派生 『金剛力』『金剛弁慶』『剛腕弁慶』
【ダブルディフェンス】
【雷電の覇者】
主要 【身体強化Lv.4】
【耐力強化Lv.5】
【体力強化Lv.5】
【電熱無効】
【刀術】
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「30溜まってるし……【自然治癒】を獲得しておくか」
思ったよりも貰えるSPが多かったので、ここで【自然治癒】を取得しておくことにする。
これがあれば、左肩も早く治るかもしれない。
そう考えながら、取得可能なスキル一覧から、【自然治癒】を選択する。
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【自然治癒Lv.1】
自動で傷を治癒する。
治癒する速度は、スキルレベルによって変化。
取得時の消費SPは30です。取得しますか? はい/いいえ
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「『はい』っと」
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【自然治癒Lv.1】を取得しました。
SPが30消費されました。
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「お……?」
体が、少し楽になった気がする。このままいけば、左肩も結構早く治りそうだ。
(このまま残ったモンスターを狩って、レベルを上げる。モンスターが減れば、それだけ安全になる……一石二鳥だな)
優がそんな風に考えていると、瑞樹が屋根の上に登ってきた。
「ふぅ……ゴブリンだけって話はどこに行ったんだか……それに、貴方登り方おかしいわよ。指の力だけで登れるなんて……」
「はは、まあこの体が軽いってのもあるけど……やっぱりステータスが1番の要因じゃないかな」
「まあ、いいわ……それに、まさか屋根ごと斬れるなんてね……」
「あー、まあ……この武器と、俺の今の〝筋力〟ならいけるかなって」
優は抜き身の『天壊の太刀』を見せながら言う。
「ちょっと、鞘にしまって……って、今の貴方の体じゃできそうにないわね」
「あ」
しまったな。三階の廊下に鞘をほったらかしにしてしまった。とは言っても、回収したところでしまうのにも時間がかかる。
瑞姉にやってもらうか。
「どうしたの?」
「いや、鞘を三階の廊下に置いてきたからさ。俺一人だとしまえないから、瑞姉、ちょっとこの刀を鞘にしまってもらってもいいかな?」
優はそう言って、『天壊の太刀』を瑞樹に投げて渡す。
「ちょっと!?ーーーー危ないじゃない!」
「ごめん、瑞姉。投げた方が早いと思ったから」
「全く……」
瑞樹はぶつぶつ文句を言いながらも、三階は降りて、鞘にしまった『天壊の太刀』を優に手渡してきた。
「ありがと、瑞姉」
「取り敢えず、早くスーパーに行きましょう」
「わかった」
結局、この日はグレイスパイダーを3体、ゴブリンロードを8体、ゴブリンを20体倒して終わった。
レベルは29から36まで上がった。まあまあの収穫ではないだろうか。
ーーーー東京都◾️■町 隣市との境界
■■町の北部にある『立川市』。10万人を超える人口を擁する東京都西部の市である。
そんな立川市と■■町との境界にあふ雑居ビルに、二つの黒い影があった。
「ホント、ウニトレルン、ダナ?」
全身が黒に覆われていて、両手が剣になっている身長185cmほどの細身の男が、拙い言葉でもう一人に話しかける。男の頭部と思われる部分からは触覚のような鋭い刃が2本伸びていて、人間には見えなかった。
「アたリマえ、ダ……サイクロプスガ、死ンダからなァ」
身長175cmほどで、上半身が裸で、下半身にはグレーの半ズボンを着た毛深い男ーーーー否、全身が藍色の体毛で覆われた男がそう言う。男の体は筋肉が膨れ上がっていて、頭部には獣のような耳が生えていて、臀部には尻尾が生えている。
「キリキリィ……アノバカ、シニヤガッタノカ」
男は不気味に笑う。
「俺ガーーーイや、俺タちが、更二手ガラをタテルちゃんスだ」
「キリキリィ、オサキ、ニイカセテモラウ、ゾ?」
「どウぞ……ご自ユウに……」
男がそう言うと、細身の黒尽くめの男は雑居ビルから立ち去った。
「くク……バかガ。サイクロプスノやツは弱かっタトはイえ、俺タチと同ジボスダロうガ……ソれヲ倒セるやツが、あノ町にイるっテコトに、気が付かナイから、イツマでも『准尉』ナんダ」
男は、自身以外に誰もいなくなった雑居ビルの中で、目の前に表示された白い画面を見ながら、そう呟いた。
男(人間じゃないですが、生物としての性別は男なので、この呼称です)が見ていた画面とはーーーー?
次話「予兆」は16時投稿予定です。




