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一般白髪ロリータでも頑張れば魔神殺せる  作者: 輪舞曲
第一章 崩壊し始める世界 第一幕 終末の原点
2/40

いざ外へ

 ーーーーーーーーーーー

  :最重要通知あり:


  名前 天上 優 

  性別 男  Lv.1

  称号 黒と白の混濁者

  効果 獲得時、体力、筋力、耐性、敏捷値を5倍にする。又、レベルUP時の全ステータスの上昇値と獲得SPを2倍にする。


  体力 25

  魔力 5

  筋力 25

  耐力 25

  敏捷 25

  総合 105

  

  SP 0


  スキル

  固有 【世界を渡る者】

     【強化解析】


 ーーーーーーーーーーー



「ま、マジか……」



 本当にゲームのようなステータスが表示されている。


 優は、その衝撃に、マジマジと画面を眺める。



「ん、何だこれ……最重要通知あり?どうやって見ればいいんだ?」



 適当に:最重要通知あり:の文字に触れてみる。すると、パソコンのようにステータス画面に新たな画面が表示された。



 ーーーーーーーーーーー


 やあ、天上優君。今、何が起こっているかわからず混乱していることだろう。落ち着いて聞いてほしい。君たちのいる世界は現在〝魔族〟に侵略されている。普通の人間や、今の君じゃあ魔族に勝つことは到底できない。


 だが、君たちには〝ステータス〟と〝スキル〟が与えられた。君達にもハンデを与えないと、魔族達は君たちのいる世界に入れないからね。


 各エリアーーーー強さ順に言うと、世界、大陸、国家、地方、県(州)、市区町村ーーーーにはそのエリアを支配する〝ボス〟がいるよ。〝ボス〟を倒せば、そのエリアにはその後はモンスターは出現しないよ(倒された時に既に出現していたモンスターは残るけどね)。


 なるべく早くしなよ?君には〝ボス〟を倒せるだけの力があるんだ。君が戦わないと、人類は勿論、君の家族も死んじゃうからね♪


  ゲームマスターより


 ーーーーーーーーーーー



「は……?」



 魔族?ボス?ゲームマスター?……何だこれは。まるで、本当にゲームみたいじゃないか……


 それに、人類や俺の家族まで死ぬって……!モンスターは俺たちを襲うってことなのか?それに、何でこいつは俺の家族のことを?いや、そうだ、(優姫)は無事なのか!?


 俺には5つ下の妹がいる。両親が6年前に事故死したので、姉が働いて俺たちは家に住んでいる。


 家の中を10分ほど探したが、誰もいなかった。血や争った跡は無かったので、外にいるのだろう。外に出てみるか?


「取り敢えず……着替えたほうがいいかもな」


 服が凄くダボダボなので、歩くことも儘ならない。優姫の服を着ようかとも思ったが、流石に人としてそれはどうなんだろうか……いや、でも今はそんなこと言ってられない。



「そう、これは緊急だから仕方ないんだ……」



 1人で言い訳をしつつ、優姫の服を着る。白いブラウスに、紺色の長ズボン。少し大きい気がするが、これで大丈夫だろう。


 一応護身用としてバッグに包丁を入れておく。



(外に出る準備が出来たはいいものの、闇雲に探すのもな……)


「そうだ、何処にいるかメールで聞いてみるか」



 生存確認もできて一石二鳥というところだ。そう思い、ポケットからスマホを取り出し、電源を入れたところで、あることに気がついた。



「あ、20分前にメールが来てる……」



 内容は『大丈夫?』というものだった。これで、20分前までは生きていたことがわかり、安堵する。



(『こっちは家にいる、大丈夫だ。お前は今何処にいる?』っと。これで後は返事が来るのを待つだけだなーーーーって、このステータス画面とかって、どうやって消せばいいんだ?)



 焦って探したり準備をしたりしていたので、完全に忘れていた。画面は未だに視界の端に表示され続けている。



「ん?」



 二つの画面の右上に赤いバツ印があるのを見つけた。もしや、と思い二つのバツ印をタップしてみる。すると、画面はフッと消えた。



「パソコンみたいだな……」



ピロン



 その時、スマホが鳴った。優姫からの返信がきたのかな?



「『瑞姉と一緒に避難所の東小学校の体育館にいる』か……ここからだと歩いて10分くらいか?」



 どうやら2人とも無事で、一緒にいるみたいだ。俺も行ったほうがいいのか?



 もし、モンスターが襲ってくるのだとしたら、どのくらい強いのかはわからないが、素人の俺では無謀である。それに、〝ボス〟というのは名前からしても明らかに強いだろう。太刀打ちできるわけもない。


 けど、モンスターが人を襲うなら、優姫達のいる場所だって襲われる可能性がある。


 通知にあった、『君には〝ボス〟を倒せるだけの力がある』と言う文章。もし俺に力があるのなら、優姫のところに行って助けてやらないと。



「よし、行くか」



 それに、まだモンスターが人を襲ういうのはあくまで俺の推測である。あのゲームマスターとやらが嘘を言っている可能性もある。


 けど、襲ってくるとしたら、俺は死んでしまうのだろうか。そう思うと、自然と体が震えてしまう。死ぬのは怖い。


 ーーーーだけど、家族をまた失うのは、もっと怖い。だから、俺は玄関の扉を開け、外へと足を踏み出した。

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