悪と希望
1章第二幕開幕
東京都 渋谷エリア
渋谷駅に日本の年間利用者数のトップ10に入った面影はなく、人の代わりに異形のモンスターが溢れ、血痕が至るところにあり、様々な物が散乱している。
スクランブル交差点や渋谷109も同様である。
渋谷駅 地下3F 副都心線ホーム
人も、モンスターさえいないホームの隅で、ボロボロのスーツを着た男が座っていた。
男は顎に髭を蓄えており、片側のレンズが割れた眼鏡をしていた。
そして、その男は今、目の前に突如表示された画面を見つめていた。
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:ボスが討伐されました。これにより、アジア区域日本国関東地方東京都■■町エリアにおけるモンスターの増加が停止しました:
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「ボスが討伐された、か……俺が着く頃にはモンスターが居なくなってるかもな……そこに行けば、モンスターに襲われることもなくなるだろうな……」
男はそう呟くと、立ち上がり、レベルを上げ、ボスが倒された『楽園』へ向かうためにために階段を登っていった。
ーーーー東京都 ■■町
ボスが倒された小学校を、小学校から200mほど離れた丘の上の団地の屋上から双眼鏡で見つめる男がいた。
男は黒いフードを被っており、黒いマントを羽織っていて、全身が黒で覆われていた。
「うーん……期待通り、ボスを倒してくれたか……死ななくて安心したよ。もし死んだら、俺が『師団長』に殺されてたからなぁ……ま、本当は『忠告』を聞いてくれたらよかったんだけどね。さて、下地も整ったことだし、本隊を動かすとしようか……」
男はそう言って、双眼鏡を放り投げた。
「ーーーー【世界に紛れる者】」
そして、姿を消した。
「ーーーーん……?」
目が覚め、ぼんやりと意識が覚醒していく。
何が、起きたんだっけ……そうだ、俺は、サイクロプスを倒したのか……
どうやら保健室のベッドで寝かされていたようだ。
「う……痛っ……」
ゆっくりと体を起こすと、頭と左肩に鋭い痛みが走った。
サイクロプスの戦いで、頭からは出血していた為、気を失ったのだろう。左肩は骨を砕かれていたため、動かすこともままならない。
(取り敢えず……今回の戦いでどうなったか、確認するか。〝ステータス〟)
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:通知あり:
名前 天上 優 〝ボス〟討伐回数:1
性別 男 Lv.29
称号 黒と白の混濁者
効果 獲得時、体力、筋力、耐性、敏捷を5倍にする。又、レベルUP時の全ステータスの上昇値と獲得SPを2倍にする。
称号 対魔の解放者
効果 魔族に対する攻撃+10%
何処にいても、ボスに認知・敵視される。
体力 297(202↑)
魔力 95(57↑)
筋力 270(187↑)
耐力 355(262↑)
敏捷 182(87↑)
総合 1219(795↑)
SP 83
スキル
固有 【世界を渡る者】
【強化解析】
【弁慶の加護】
派生 『金剛力』『金剛弁慶』『剛腕弁慶』
【ダブルディフェンス】
【雷電の覇者】
主要 【身体強化Lv.2】
【耐力強化Lv.5】
【体力強化Lv.5】
【電熱無効】
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