優姫の謎
思ったより早く仕上がったので公開します。
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名前 天上 瑞樹
性別 女 Lv.12
体力 38
魔力 64
筋力 38
耐力 42
敏捷 71
総合 253
SP 0
スキル
固有 【雷鳴の支配者】
派生 『電熱無効』『麻痺無効』
『雷鳴の太刀』『雷鳴閃』
主要 【身体強化Lv.1】
【解析Lv.1】
【魔力強化Lv.1】
【敏捷強化Lv.1】
情報
・〝敏捷〟特化の速攻アタッカー。
・所持武器【雷鳴の支配者】により『雷鳴の太刀』(補正:筋力+25 敏捷+35)
・キルする時は電気や麻痺への耐性をつけて挑むのが定石だ。ただし、電気系統や熱系統は通用しないので注意すること。
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「【雷鳴の支配者】……?」
(瑞姉は固有スキルを持っているけど……俺みたいに称号は持っていないのか。それに、『キルする時』って、まさか、人を殺すことも、モンスターを殺すことと同じ判定なのか!?)
優が考えいると、優の言葉に、瑞樹が反応した。
「優、貴方【解析】のスキルレベルを3まで上げてるのね……」
「いや、俺の固有スキルだよ」
「固有スキル?じゃあ、貴方、どうやってゴブリンロードを?」
(称号のことは言うべきか……?いや、人が沢山いるこの場ではやめた方が良さそうだ)
「俺のもう一つの固有スキルのおかげかな」
これで多分、誤魔化せたはず。
しかし、優のこの答えに、瑞樹は驚いた顔をした。
「固有スキルが、二つ?」
「え、なんかおかしい?」
「……固有スキルは私が知る限り1人1つよ。ステータスも含めて、我が弟ながら本当に異常よ」
「異常って……」
随分と酷い言い方だ。全く、弟を何だと思っているんだこの姉は。
「優兄、私は?」
「まだ見てないけど……いいのか?やっぱり勝手に覗き見るのって気が引けるしさ」
「全然いいよ」
「私のは勝手に見てたじゃない……」
「いや、瑞姉はいいかなーと思って」
「貴方ねぇ……!」
「ごめん、次からはちゃんと聞いてからにするよ」
「まあ、いいわ。可愛い弟だもの、許してあげるわ」
優が謝ると、瑞樹は少し顔を赤らめて言った。
(瑞姉はやっぱり優しいな。さて、許可ももらったことだし優姫のも見させてもらうかーーーー【強化解析】)
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名前 天上 優姫
性別 女 Lv.27
称号 し%\6→^3na<ksの盟約
効果 n&%1$・+ng€4>°のn/e_%$<時、kd¥°%〆☆:<
体%# b/9¥€♪6
_&力 ☆%4#
筋u¥$ a_"¥)2
耐a@ k_=8
a_k捷 n&o+1
総gja +€→3
SP 2
スキル
固有 【/<4%°を"_k<54¥$者】
主要 【身体強化Lv.2】
【解析Lv.2】
【総合強化Lv.1】
情報
・気をつけなよ?深淵を覗く時、深淵もまた君を覗いているからね。
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「ーーーーは?」
「優、どうだったの?」
「優兄、どうだった?」
「いや、ステータスと一つのスキルが文字化けしててわからなかったけど……優姫、お前レベル27って、どういうことだ?」
「うーん、わかんない」
「わ、わからないのか?自分のことだろ?」
「優。優姫は自分のステータスやスキルがわからないの。気がついたら勝手に強くなっているらしいの」
何だそれは。気がついたら勝手に強くなってるって、おかしいだろ。
それに、自分でもステータスやスキルを見ることができないってのも、おかしい。
「意味がわからん……」
「私もよ……」
「やっぱりわからなかったー?」
「まあ、今は大した問題ではないし、放っておきましょう。所で、優。貴方朝ご飯は食べたの?」
「あー、食べてないな……」
そういえば、急いでいて忘れていた。
「そうそう、さっき貴方を【解析】した時に、性別の表示が女になってたわ。ステータスに表示されると、認めるしかなくなるわね」
(あれ?ステータス画面では男表示になっていたけど……中身が男だからってことかな。さっき【解析】した警官の人が性別で驚いていなかったのもそういうことか?)
優がそんなことを考えていると、瑞樹が優に缶詰を渡してきた。
「学校の災害用の備蓄よ。朝もらった物の余りだけど、美味しいから食べてみなさい」
「有難う、瑞姉」
(さっきの瑞姉の情報欄にあった人のキルについてと、優姫の〝深淵〟という言葉……どちらも気になるけど、今はまだいいか……)
ーーーー小学校から約1km東
優の家とは逆方向の駅前の誰もいなくなった商店街に、ある怪物がいた。
その体は大きく、3mはあり、まさに巨人というに相応しい。体にはボロボロの布のようなものを纏っていて、頭には一つの巨大な目がギョロギョロと動いていた。
「ゴォォゥ……ムコウニ……ニンゲン……タクサン、イルナ……」
巨人はそう呟くと、その場所へと歩き出した。
巨人の名はD級モンスター〝サイクロプス〟、この町のボスである。
次話は恐らく1月2日の10時に上がると思います。




