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世界の敵に憧れて(仮)  作者: 厨二病大学生
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職業選択

俺はアパートの窓から外を確認した。外には避難の最中なのであろう人が数人確認できる。まずは俺が今どれくらいの強さを持っているか確認しなければならないため、他の人とステータスを比較する必要があるだろう。

「鑑定」


《名前》杉村 勇 

《種族》人間  

《職業》    

《年齢》31歳

レベル1 MP0 筋力 4 防御力 3 敏捷 3 魔力 0 魔法防御力 0


俺は3人家族の父親であろう人物を鑑定した。今、目視できる範囲にいる人の中で一番体格が良く強そうだからだ。どう見ても俺より力が強そうなのに筋力が俺よりも低い。レベルアップの恩恵は思ったよりも大きそうだ。他の人を鑑定しても、筋力、防御力、敏捷の平均値は大体3くらいだろう。3人家族の子供に関してはその3つのステータスがオール1だった。子供だから仕方がないだろう。

俺の一番高いステータスは敏捷の7だ。俺は昔から無駄に足だけは速かったから敏捷が高いこともうなずける。


「魔力とか魔法防御はみんな0なんだな。」


俺が他の人間よりも高いステータスを持っていることはわかった。しかし、肝心の魔物のステータスを知らない限り戦いは挑めない。俺は、この世界を楽しむと決めた。そのために強くならなければならないため、戦いは必須だろう。人がことごとく殺されていた映像を見た限り、魔物の平均ステータスは少なくとも5以上だと考えていた方がいいだろう。俺が最初に殺した虫は何だったのかとも思ったが、今は考えなくてもいい。


「とりあえず今できる自分の強化はしないとな。。となると職業か。。」


俺は自分のステータスを開き、《職業》の欄をタップし選択可能な職業を確認する。


《剣士》 刃物を扱うのがうまくなる。身体能力が上がる。〈通常スキル〉剣術 を獲得

《拳士》 拳の威力が高くなる。身体能力が大きく上がる。〈通常スキル〉体術 を獲得

《召喚士》 魔物を召喚することができる。身体能力が少し上がる。〈固有スキル〉召喚 を獲得


今なれる職業はこの3つか。。

これから身体能力の強化は必須となってくるだろう。と考えると、《拳士》の身体能力が大きく上がるという情報は無視できない。しかし、拳で戦うというのは少々非現実的すぎる。

次に《剣士》だが、これは中々いい職業だなと思う。身体能力の強化もある程度見込めるし、なにより《拳士》と違って戦う方法を固定されない。刃物全般がうまく使いこなせるというのは戦いで有利になるだろう。しかし、俺に刃物を持って敵を切り倒す覚悟があるかどうかと問われたら、正直まだ自信が無い。

最後に《特殊職業》である《召喚士》だ。これは正直よくわからない。身体能力の強化も他の2つよりも少ないだろうし、正直なしだと一度考えた。しかし、俺が知っている召喚ならば魔物を召喚し、自分の代わりに戦わせることができたはずだ。死と隣り合わせになってしまった今、自分以外の戦力に戦わせることができるというのは大きい。そう考えると選択肢は一つしか無いように思う。


「召喚士になろう」


思い立ったが吉日、俺はすぐにスキルボードを操作し、召喚士を選択した。


「《職業》召喚士が選択されました。召喚士の職業につきます。身体能力が少し強化されます。〈固有スキル〉召喚lv1 を得ました。〈通常スキル〉召喚lv1を獲得したことにより、〈ユニークスキル〉配下創造を得ました。世界で始めて《召喚士》の職業に就いたため《称号》【原初の召喚士】を得ました。《称号》【原初の召喚士】を得たことにより配下の成長速度、進化先に補正がつきます。」


ものすごく長いアナウンスが聞こえたが、正直スキルボードを確認するのが一番手っ取り早いだろう。


「ステータス」


《名前》桜田 太陽 

《種族》人間 

《職業》召喚士lv1

《年齢》20歳

レベル2 MP10 筋力 7 防御力 6 敏捷 9 魔力 10 魔法防御力 5

《ユニークスキル》配下創造

《固有スキル》ステータス閲覧、人語理解、鑑定

《通常スキル》召喚lv1

《称号》【適応者】【原初の召喚士】



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