第7話 デートの誘い方
最近約1週間投稿になっているマッキーです。
今回は繋ぎ的な回になっているので少し短めです。
あと三話ですが最後まで見てくださると光栄です。
私が恋に気づいてから数日。
「タスケテ……ワガシンユン」
「また私か……で結局どうだったのまぁ今の状況で大体分かるけど」
「は、はい多分思ってる通りだと思いますです。はい……」
結局言ってた通りはつねさんのことが好きでした……申し訳ありません。
「まぁこっちから見ててもいつもと全然違うかったし、はつねさんも綺麗な人だったからあなたが惚れたのも分からなくはない」
「その通りで……って、ん?」
あれなんでそのことを……?
「何で知ってるの?って顔してるわねそのときね私もいたのよ温泉にね大事な親友が恋した相手も見たいしね」
「え、まじ?」
「多分はつねさんばっか見てたから私が見えてなかったんじゃない?」
「そんなに見てた?」
「ちなみに同じ場所に入ってたよ気づくかなと思って」
あーそれは完全にはつねさんしか見てなかったな……
「それぐらい好きなのは分かったというか初めてじゃないそんなに好きになった相手?」
「……そうかも、こんな感情は何回か恋愛してはじめてかもしれない」
まず告白されることが多かったから自分から好きになること自体初めてなのかもしれない。
「まぁずっと愚痴聞いてるよりこういう話の方がましだしね」
「そ、それはご迷惑をおかけしました……」
「冗談だよ冗談まぁ話を戻すといい人そうだねはつねさん私結構気に入ったよ」
「ふふ~ん」
「なんであんたがドヤる……」
はつねさんが評価されると私までつい嬉しくなってしまった。
「でもあんたぱっと見た感じ恋愛対象に見られてなくない?」
「うぐっ、痛いところを……」
「早くしないとあんないい人すぐとられちゃうんじゃない?」
そうだあんな人ほっとく人間の方が少ない私がうじうじしていたらすぐとられてしまうのは自分も理解はしていたでも……
「そ・こ・で・~」
と意味深に何かを取り出し渡されたのであった。
~・~・~・~
「ただいま~」
「百瀬さんおかえり~アイス食べる?」
私が友達との密会後ある物を渡され家に帰った。
「結構さぶくなったのによくアイスを食べれますね……」
「アイスは年中おいしいんだよ!!」
まぁはつねさんのアイスの好きさは置いといて友達からもらったこの雑誌……『デートのプランにはこれ』と書かれたほんとかどうか分からない雑誌である。
「ちょっと部屋に行くので何かあったら言ってください」
「りょうかーい」
「うーんデートか」
まず私はデートを人生で数回しかしたことがない……しかも今回ははつねさんを誘うという難易度高くない?
「まぁとりあえず読めと言われたし読むだけ読むか……」
えーと、『デートで特に大事なことは四つある』
「四つなら私でもいけるか?」
『まず一つ目は服装!1』
まぁ当然だよね……もしいつもの服装とかだったら特別感もないしね。
『次に二つ目は場所選び』
相手と自分のすきな場所を選ぶようにするのか、はつねさん最近映画見に行きたいとか言ってたしデパートと映画を見に行こうかな?
「そして三つ目は恋を進展させる!告白してもOK!!」
こここ、告白!?そんないきなりは……
『最後四つ目は――』
「四つ目は好きな気持ちを諦めない・押し殺さない……」
これ、はつねさんが言ってたことと似てる……
「そうだよねここで前に出なきゃ一生後悔する気がする」
結構参考になる。でもこれ……男女のデート前提なんだよねこれ以外参考になるものがない。
「よしっ!今から自分で計画立てるぞ~!」
~・~・~・~
「うーんとりあえずプランは考えたが……」
ここからはつねさんを誘うのだけど、そこが一番の難所なんだよね……
「とりあえず晩ご飯の準備でも」
「も・も・せさんお腹すいちゃった~」
「うわっ!はつねさん……今からご飯作りますね」
いきなりのはつねさんの登場でびっくりしたが
「びっくりさせちゃった?ごめんね……ってすごく部屋が散らかってるね?」
あ、色々考えてたから隠すの忘れてた……
「あーこれはちょっとした準備でして……と、とりあえずご飯にしましょう!!」
「うん、ん?この雑誌……」
「あ、あー行きますよ!」
とりあえずのデートバレは防げたと思われるがどう誘うかが重要になってくる。
「えーとはつねさん」
「ん?どうしたの百瀬さん」
あーどう切り出すべきか、どうするどうする……
「ゲームしませんか?」
そして私は逃げてしまった。
「ふふーん今回こそは百瀬さんに勝つよ~!」
「受けて立ちます!」
私は逃げてしまったことに少し落ち込んではいたがコントローラーを持ってしまうと色々忘れてしまう人間なのでいつの間にかゲームに熱中していた。
「あーまた負けた~」
「ふふ~ん勝ちました!でもはつねさんも慣れるの早いですね」
「そりゃ楽しいものとか好きになったものはやり込んじゃうからね」
とここで少し我に返った。
「好きですか……」
そうだ、私はいまゲームしている場合ではなかった。もし今前に進まなかったらはつねさんいや好きな人と好きなこの時間がなくなってしまう。
「はつねさん」
「な~に?」
逃げちゃだめ好きなことは諦めないし恥ずかしいからといって逃げるのは自分にも損しかない。
「今度私とデートしてくれませんか?」
私は勇気を振り絞って言った。
最後まで見ていただきありがとうございます。
そろそろこの作品も終わり、次に転生百合系の作品を予定しているのですがまだ転生系の書き方を熟知していないため読者の皆様からなにかおすすめの転生系小説を教えてもらえないでしょうか?なるべく百合の作品にしてもらいたいのですがなければ百合である必要はありません。
長々とお話ししてすいません。これからも頑張っていきますので読者様のお力添えよろしくお願いします。
感想指摘があればお願いします。この作品が気に入ってもらえればブックマークもしてくれるとうれしいです。