第2話 女の子との初めての同棲
今回は同棲編ですまだまだ力不足ですが見てくださると幸いです。
昨日は忙しかった。彼氏と別れるわ、元カノを助けるわで心身共に疲れた…
しかもその後にその元カノのはつねさんと一緒に住むことになった。これからどうする私!
~・~・~・~
「はぁなんでこんなことに…」
「また愚痴ですか、そうですか」
と親友にいわれてしまう。だってしょうがないじゃん!
「そう言わずに聞いてください…」
「まぁ聞くけども…でどうしたの昨日の今日でそんなにハードなことでもあったの?」
「えっと…昨日彼氏に元カノがいる話したじゃん?」
「あぁ、うん。え、もしかして修羅場の話?やめてねそういうの…」
「いや違くてってあれ?修羅場なのかもしれない」
「どっちよ…」
違うそうじゃないでしょ私!
「えっと…話を戻すと、元カノさんが彼氏ともめてて元カノさんが危なくて助けたら一緒に住むことに…」
「へ?一緒に住む?」
「危ないからというのは分かるんだけどうまくやっていける気がしない…」
少し一人でゲームに没頭したかったんだけどな…
「またゲームのこと考えてるだろ」
「ぎくっ。な、何のことかな~」
「口で言うのかよ…まぁこれを機にゲーム断ちも良いんじゃない?」
「えー、まぁできればやる…」
「それやらないやつの台詞や」
~・~・~・~
「えっとこの辺のはず…」
親友と愚痴を聞いてもらった後、私は新居(はつねさんの家)に向かっていた。
「百瀬さーんこっちです!!」
「え?どこどこ?」
「上です上!」
「あーこのマンションか、おーい!」
「待っててください今そっちに向かいます」
ほんと見た目と違って元気が良いな。本当は広い私の実家に呼びたかったんだけど彼氏に位置がばれてるのは危険ということで、はつねさんの家で寝泊まりすることに…
「お待たせしました。じゃあ案内しますね」
「あ、うん。」
回想をしているといつの間にかはつねさんが来ていた。
「私の部屋は4階ですよ。荷物持ちましょうか?」
「じゃあお願いしようかな、色々持ってきてるし軽いのだけお願い」
「了解です!」
なんやかんやで4階に到着。
「ここが私の家です!」
「うん、マンションだから他と変わらないんだけどね」
「で、でも中は違いますからどうぞ入ってください」
「じゃあお邪魔します…」
女の子の家とかいつぶりだろう大人になってから友達の家に行けてなかったしな…
「うわっきれい…」
THE女の子の部屋って感じである。ちなみに私はTHEゲーマーって感じです…
「ふふっ、ありがとうございます。百瀬さんの部屋に案内しますね」
「あぁ、はい」
部屋が綺麗で少し呆けていた。
「ここですあんまり使ってなかったので昨日掃除したんですけど気になるところがあったら言ってください」
といわれたが自分の家より綺麗である…
「あ、他の大型の荷物は明日ぐらいに届くと思うので仕事もそれが終わってからですかね。」
持ってくると言っても棚とベッド程度だけど。
「分かりました。じゃあ明日服でも買いに行きます?」
「あぁそうですね、一応実家から少し持ってきましたけど大体はあいつの家ですから…」
「だよね、あそこにはもう行けないしね」
今あそこに行くとどうなるか分からないからな…
「その話はとりあえず置いといてお昼ご飯食べない?」
「あーそうですねお昼どうします?私が作りましょうか、泊めてもらう身なので」
流石に何かしないと。一応一人暮らしは長かったりしたから簡単なものは作れる。
「え、いいんですか?じゃあ私も少しお手伝いしますね」
お、はつねさん女子力とか高いからお料理とかうまいだろうしここは手伝ってもらおう!
~・~・~・~
「うぅ、ごめんなさい…」
ご飯はできた…が、はつねさんが思った以上に料理下手だった。特に包丁の持ち方は冷や汗をかいた…
「はつねさんこんなに料理ができないなんて、もっとできそうな気がしたんですけど」
「実は料理を両手で数えられるぐらいしかしたことないの…一人暮らし始めてからはスーパーでお弁当買ってよく食べてたの…」
あーよく見たらお弁当のゴミが多い…
「まぁこれからはなるべく私がご飯作りますね。毎日弁当は身体に悪い気がするので」
「天使ですか?」
天使は言い過ぎでは、しかもあなたの方が天使っぽいでしょ…
料理下手もかわいく見えるほどですよ…?
「そういえば荷物は何を持ってきたんですか?」
うっ荷物の中にゲームは言ってるんだよね…どうしよ。
「あ、やっぱり人にはあんまり見せたくないですよね…」
あ、またその顔なぜかこの人を少しでも悲しませたくない…
「え、えっとさっきも言ってた服に後は仕事の用意とか化粧品諸々にあとはゲームですね」
「ゲーム…?」
「え、もしかして知りません?」
「あ、ごめんなさい名前は聞いたことあるけど」
まじか…人類一回はゲームをしているものだと思っていたが…
「えっと見てみる?」
「え、いいの!?」
顔が近い近い///
「じゃ、じゃあ持ってくるね」
少し恥ずかしかったので逃げるようにゲームを取りに行った。
~・~・~・~
「へーこれが…」
「まぁこれはテレビにつなげるタイプだけどね」
「テレビに…って事は百瀬さん残りの荷物来るまでゲームできないんじゃ…」
いやまぁできないけど数日ぐらい…あ、あれいけるのか私?
「そうだ、少し私にもそのゲーム遊ばせてくれない?」
「い、いいけど大丈夫?」
「うん、できれば百瀬さんと一緒にできたらいいなって」
「うれしいんだけどここだと邪魔じゃない?」
はつねさんの家にはテレビが一つしかないし…
「いいのいいの邪魔ではないし、あと好きなものをできない辛さとかちょっと分かるから…」
優しさを含んだその言葉に、はつねさんの顔は少し儚げであった…
「えっと、じゃあお言葉に甘えて…はつねさんにも楽しんでもらいますよ!!」
「ええ、よろしくお願いします。」
そういうといつものはつねさんに戻った。
この後、夜までゲームをしてはつねさんにも楽しんでもらった。
でも一つ気になったことがある…はつねさんが「好きなものができない辛さを知っている」といっていたが何かあったのだろうか…
そんなことを考えていたが長時間のゲームで疲れていたのだろうか私たちはいつの間にか眠っていた。
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