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おっさん、早期リタイアしてキャンピングカーでのんびり異世界ライフ  作者: 椎乃律歌
第二期 第七章 ドワーフ国その三

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第八話 朝市探訪

 朝市に出かけた俺たちは、露店を見て回る。


 まずは肉だ!! ということで、肉屋を探す。とは言ったものの、青果を売っている店の方が多くて目移りしてしまう。


 赤い卵型の野菜。紫色の葉野菜。青色の野菜や果物なんてのもある。まさに青果だ。そういった店を見ながら進んでいくと燻製ぽい匂いが漂ってきた。


 その匂いに引き寄せられるように進んでいくと肉関係の露天が並んでいる一角に辿り着いた。


 店先にはソーセージとかが吊るしてあってテンションが上がる!!


 次に行く場所を考えると長期保存が効く加工肉もいくつか買って行きたいところだ。


「どれも美味しそうで目移りするな〜」


「わふっ!!」


「ナツはあれが欲しいのか?」


 俺はナツが気にしている燻製とかハムとかソーセージなどを購入。ナツにせがまれたら仕方ないよな?!


 そして当初の目的のものをようやく見つけた。


「これがリオリコ肉か……」


 薄い赤色をした肉で見た目は豚肉や鹿肉なんかに似ている。そんな肉が大きな塊で置いてある。日本のスーパーのようにスライスした状態では売ってない。大きな塊単位かと思ったら欲しいだけ切り分けて量り売りで売ってくれるようだ。


「すみません、リオリコ肉を買うのは初めてなんですがお勧めの部位はどこですか?」


 俺は露店をやっている店主に質問してみた。


「うちで扱っているのは最高級ではないが、今日はこのロースがお勧めだな。あと使いやすいのはバラ肉だよ、どんな料理にでも使える」


「最高級はどこで扱っているのですか?」


「最高級はホテルのレストランとかに優先的に卸しているから一般には出回らないよ」


「なるほど」


 客商売のところに良いものが優先的に回るから仕方ないか。さて、どうするか……。


「それではロースとバラを1kgずつ下さい」


「あいよ!!」


 店主は大きな塊からナイフで器用に切り分けてから量りに乗せて計量する。さすがに慣れているようでほとんどピッタリだ。切り分けた肉は耐水性の紙に包んで渡してくれる。


「越えた分はおまけだよ」


「ありがとう」


 俺は肉を受け取って保冷バッグにしまうと、次の獲物を探して市場を練り歩くのだ。


注)この世界の度量衡は独自のものがありますが主人公目線では言語翻訳機能により地球由来の単位に変換されています。


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