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おっさん、早期リタイアしてキャンピングカーでのんびり異世界ライフ  作者: 椎乃律歌
第五章 魔女島

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09.羊と戯れてみよう!

 五日間の祭りで大分稼いだので、そろそろ旅に出よう。当初の予定通りに北上して島を巡りながら北にある大陸との海峡を目指す形だ。


 キャンプ場を引き払うと魔女の都を発って真北に針路を取る。都を抜けると周囲は畑や牧草地体が広がっている。牧畜やっている魔女もいれば農業をやっている魔女もいるようだ。右手は丘陵地帯で左手側は狭い平野が広がっていて遠くに山が見える。そんな長閑な風景を見ながら一時間ほど走っていると前方に不思議な石積みの小山が見えてきた。


 近付いてみれば、そこは遺跡のようだ。石を積み上げた建物のようでエルフ国で見たような超古代文明的な生きている遺跡ではなくて普通の遺跡のようだ。入場料を払えばガイド付きの見学ができるようだ。一二五クローナを支払って見学することにした。ナツは連れて行けないので留守番になる。


 中に入ると中央の小山の周りに幾つもの遺構がある。基礎だけが残っているのもあればドーム状の建物が残っているものもある。ガイドによると大体三〇〇〇年ぐらい前の遺跡だそうだ。用途はよく分かってないという事で研究途上にあるらしい。


 中央のドームには外壁に沿って見学通路が作ってあり頂上まで登ることが出来るようになっている。頂上に登ると見晴らしも良くて四方を見渡せるので砦ぽいかなとは思うがそれも良くわからないそうだ。


 迷路のような遺構を散策して併設の博物館を見学してガイド付きツアーは終了した。なかなか興味深い遺跡だったな。


 遺跡の側に遺跡見ながら軽食を食べれるバーがある。運転するから酒は飲めないが、もうすぐ昼なので入ってみるか。


 羊肉とトマトとチーズのサンドイッチを食べながら遺跡を眺めて食事をしていると見飽きない感じではあるが酒も飲めないので食べ終えたらウニキャンに戻ってナツ成分を補給。遺跡の周辺をナツと一緒に散歩することにした。


 草原を散歩していると向こうから羊の群れがやって来る。ナツさんは興味津々で羊たちを見ている。羊の周囲には牧羊犬がいるようだ。よくよく見れば羊飼いの魔女さんも後からやって来た。


「こんにちわー」

「こんにちわ」


 と挨拶を交わしてみる。


「羊を触ってみてもいいですか?」

「いいですよ」


 許可をもらったので、早速モフモフしてみる。モフモフ気持ちいい。これこそ天然ウールてやつだ。羊飼いの魔女さんもナツを撫でて戯れているので俺も牧羊犬を撫でてみる。牧羊犬は仕事に忠実で羊の方を見ているので邪魔しないように撫でるだけなんだけれどね。


 暫く羊飼いの魔女さんと世間話して別れて散歩の続きを楽しんだ。


評価、ブックマーク、誤字報告、お好きなモフモフなど有りましたら、お気軽にお願いします。

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